2014年7月23日水曜日

夕化粧


夕 化 粧 (白粉花の別名)

   夏は好き  解放感があって 子供の頃の楽しい思い出がよみがえる

     海辺の民宿に逗留して海水浴にあけくれ 真っ黒になったこと

     お寺の夏の学習塾は鬱蒼と木が茂って蝉がしゃんしゃんと鳴いて暑さを忘れたこと

     行水のあと ゆかたを着て夕化粧して祇園祭の宵山に出かけたこと



やかましいほどに一生懸命
i 
カメラを近づけても一生懸命

必死なのか 嬉しいのか

哀しい姿 なれど美しい












                                               








 ゆかたののれんは 西風をさっと受けてさっとひらめく

ぶらさがった小人形がゆらゆらとぶらさがって静かに戻る

風と遊ぶ和風総本家をじーっと しばらく眺める







  40年も古い風鈴であるが しおりの長さで音の   

  鳴りかた違うので毎年工夫するがむずかしい

  理学的にピタッと決る寸法があるんでしょうなあ

  しよっちゅう鳴るのもうるさいが ちっとも鳴らん

  のも侘びしい






襖戸を簾戸(すど)に立て替えて夏が来た 

ガラス鉢に冷しそうめん はもの落としに きゅうりの酢の物 冷奴に土生姜
 
祇園囃子の優雅で華やかな音色が流れる コンコンチキチン コンチキチン

古い着物を裂き織りで袋ものに製作し和風総本家に仲間入り


          

0 件のコメント:

コメントを投稿