2013年6月23日日曜日

富士山麓ウオーク 第4回

箱根旧街道越えコース
                             2013-6-18~19         28名


行程 1日目   梅田8:30-土山SA-浜松SA-静岡SA-箱根大湧谷ー御殿場17:30                                                             (ホテルルートイン泊)

     2日目  ホテル8:30-箱根郷土資料館9:30ウオークスタートー早雲寺ー鎖雲寺ー
         
         割石坂ー畑宿寄木会館ー樫木坂ー甘酒茶屋ー杉並木ー箱根関所跡{ゴール)
   
         浜松SA-湾岸長島PA-草津PA-梅田10:00

大阪梅田モータープール茶屋町駐車場は、各旅行社のバスがずらりと並び、各社添乗員の

呼び声でツアー客は集まり 順次にバスは発車して行く。

ウオークのメンバーも添乗員の旗のもとに集まり、リュックを背に一応元気そうな中高年の

旅慣れた人達が乗車し、スムースに座席に座る

バスが発車するとベテランらしい女性添乗員のあいさつで、旅程をはきはき細かく説明がある

新東名高速道路の静岡SAで昼食タイム。駐車場はまばらで館内の人影も少なかった。

バスの車窓から一度、富士山の肩がぼんやり見えた、見つけた声と、落胆の声が湧きたつ。


車窓からかすかに富士山

大 湧 谷

硫 黄 の 臭 い

 









大湧く谷は 地面から温泉がぼこぼことわきあがり、生きた

      火山 を 実 感 す る。                         
                              
去年の夏に息子家族と一緒に観光し 名物の「黒たまご」を喜ん

で食べたことを思い出す.                         
昔は 「大地獄谷」と言われていたが明治天皇行幸の際に地獄

ではいけないからと「大湧谷」と変更になったそうな       

魚 か し 丼
PM5:00に「ホテルルートイン御殿場」に到着       

夕食は自由食なので 近辺の飲食店を探す 周辺地図によると

15店舗ほどあり 「二代目 魚がし」に落ち着く          

すしネタが大きく、てんこもりで、かに汁も美味しくお腹いっぱい
ちょっと食べすぎた)

PM7:00 部屋に戻り早朝からの行動の疲れをゆっくり休める 
郷 土 資 料 館 前
                                           
2日目                                    郷土資料館  (箱根湯本)    からウオーキングスタート9:30  

天気予報では70%雨と言うので 思い思いの雨対策衣装で
  
歩き出すが 幸い雨粒はまだ落ちてこないので カッパが

むれると言って脱いで腰に巻きつけたり、手に持ったり忙しい

やっぱり経験を重ねている人と、慣れない人との違いがある。

(ちなみ この婆亀は雨は気になるがポンチョを リュックの中に押し込んで黙々と歩いています)


早 雲 寺

歩いて10分程で早雲寺に着く                    

「北条早雲」の遺言で「北条氏綱」が京都大徳寺の「天宗清」を招き

         創建(1521年) 本尊 釈迦如来座像(座像)

    文殊菩薩  普賢菩薩
 
                                
  50分歩いて鎖雲寺に着く 1630年に 早雲寺にあった

       一庵をここに移した。                                          
浄瑠璃「箱根霊験いざりの仇討」で有名な勝五郎と初花の墓(比翼塚)が 2基仲良くならんでいる 

妻 初花が夫の足の病の平癒のために滝に打たれ無事に癒された滝は関東大震災で無くなった

鎖 雲 寺
が 初花の座像は この寺に安置されている                               
        


割 石 坂







割石坂 曽我五郎が 富士の裾野に仇討に向う時、腰の刀の 

切れ味を試そうと、路傍の巨岩を真二つに切り割ったところと

                           つたえられている。                                                    
 
寄 木 細 工

畑宿寄木会館               
畑宿寄木会館展示品
                         









畑宿は箱根越えの旅人の休憩所であった

江戸時代後期に寄木細工が盛んになり


現在は寄木細工の里になっている。 

畑宿を過ぎてから 急坂の石畳になったり箱根新道を車の往来

に気使いながら横断したり、急勾配の長い石段を上ったり 

昔の人は偉かったなあと草鞋姿を想像しながら、ストックで

 バランスを取りながら 前の人について行く 

江戸時代の石畳             

急な坂が多く 少しぐらいの土止ではすぐに 崩れてしまうほどの 険しい山道であったので 

村人達は 幕府から資金を借り、道に石を敷きつめ当時としては、近代的な石畳を完成させた     

「箱根八里は馬でも越すが ・・・・・・・」と馬子歌に歌われている


箱根八里とは 小田原から関所までの四里と関所から三島宿

 までの四里の事を云う。みなさんは 難所の三里を合羽を着て       
 濡れた石の上を滑らないように がんばっている。 なかには       
 あちこちパチパチとカメラを向けて身軽く通り抜ける達人もいる、                 
女性添乗員の大声の注意に緊張感が伝わってくる、    


樫木坂 東海道名所日記には 「けわしきこと 道中一番の所
   、         
     なり 男 かくぞよみける。「樫の木坂を越ゆれば 苦しくて どんぐりほど 涙こぼれる」                                                  とある
甘 酒 茶 屋
甘 酒











     
甘酒茶屋に着いて、一杯400円の温かい甘酒を飲んで、ふうーと生きかえった。          

江戸時代からあるらしい 大木を輪切りにした分厚いテーブルは黒光りで 熱いほうじ茶の  

サービスがある 体のしんまで温まり行動食のパンを急いで口にほうばり、やっと元気をとりもどす
 
心配していた雨は 大したことはなかったが  石畳を慎重に歩くのが 精一杯だったが全員
  
ころぶ人も無く無事に 杉並木道に至り ここからは気軽くなり 箱根関所跡にゴール 2:40   

遅い昼食ながら 温いおそばを食べながら、パチパチカメラ女性に話かけたら、カメラも趣味だけ

ど、私は20㎞を4時間で歩くので、時間調整をしていたと、さりげなくおっしゃる。(山ガール!!

服装だって 洒落たカラースパッツが 背の高い彼女に 似合ってる。それにしても 忍者の末裔

か?顔も引き締まってる。あっと言う間にテーブルからいなくなった)                         
 ゆっくりして 着替えして、さっぱりして 3:40 帰路のバス発車  
                            
 箱根湯本ーーー元箱根ーー箱根関所  11.5km 約5時間  高低差700m          


杉 並 木 道










  







こんな景色を眺めるはずだったが 芦の湖の湖面は大荒れで観光船も停泊し波にゆられていた



お疲れさま!!   終り




   

2013年6月14日金曜日

枚方山歩きの会 その2

山門水源の森                  2013-6-15      23名

行程 ラポール枚方裏駐車場ー7:30ー多賀SA-木之本IC-山門水源の森樂舎ー
    
    ブナの森コースー湿原ーブナの森ー守護岩(512m)昼食ー四季の森コースー

    沢コースー森の樂舎ー奥琵琶湖パークウエイー道の駅塩津海道ー草津SA-枚方

寝屋川バス(小型バス25人乗)は定刻に発車 今回はHリーダーにとって意味深い山行なので

誰もが心配半分 にやにや喜び気分半分である。と言うのも 2年前の秋 紅葉を楽しむ

計画だったのに 天気がくずれて中止 そして 去年の秋も又天気運悪く中止になり

気の毒な事に「雨のHさん」とお笑い調の異名がついてしまった。(だのに今年はなんで

梅雨の真っ最中に決まったの?)

快晴の中バスは快調に走って 「森の樂舎 駐車場」に到着

他の登山客も大型バスからどっと降りてきて
森 の 樂 舎

大賑わいで 整備人が「靴の底を洗ってください、

外来種の草を山に持ち込まないでください。」

関所を通過するように 二列に並んで靴底をマットの水に

こすってから 出発の準備にかかる

福井県と滋賀県の県境の山地にあり かってゴルフ場の予定地

であったのを 滋賀県が買収し公有化し、保安林に指定され

平成7年に「日本水源の森 100選」に選ばれている
濕 原 0,7km

高度差300mというので 気楽に参加したが、アップダウンが

続き、時折小雨が木の枝から落ちてきたり 汗もびっしょりに

なったが がんばらねばならない。
守 護 石







エ ゴ の 花





守護石の地点は平らに地面が広がりここで昼食タイム

今回は会員さんんのお計らいで全員お弁当付きで 美味しく

頂いた(早朝5時から業者へお手伝いに行かれたそうな)

「みんな同じ弁当やから 他人(ひと)のを羨ましがらんでええなあ」と男性の声                             足元にエゴの可愛い花が落ち散らばっていた

午後はまた ぶなや あかがしの森を アップダウンをくりかえしながら 途中でササユリの

可憐で清楚な姿に癒されたり、水源の源流地点で 一滴 一滴落ちる水滴に感動し、やがて

細い沢の流れになっているのをを見つけてまた驚く
水 源の 源 流 地 点
サ サ ユ リ












展望台に上がり 湿原地帯を見降ろして「オオミズゴケ サギソウ ヒツジグサ モウセンゴケ

サワギキョウ」が静かに生きているのを想像する。

時々 霧のようなミストシャワーが山の斜面からおりてきて 何んとも気持よい

「明日はみんな べっぴんさんやでー」とひやかされながらも、心地良い

降りは沢づたいの道を何度も 丸太木の橋を渡って元の樂舎に着いた。7km 4時間



向うの 山は 福井県?

「水源の森」を出発したバスは 奥琵琶湖パークウエイをドライブ、 カーブを繰り返す度に     

広く豊かな琵琶湖の静かな湖面を眺めた

道の駅「塩津海道」で産地のお買いもの(キキョウアサガオの苗、子あゆの塩焼きは美味で満足)

塩津は平安時代から北陸から都へ物を運ぶ湖上交通の中継地点として栄えたそうな

帰路のバスは少々渋滞があったが無事に枚方に着き、各々感謝のお礼を述べて散会した6:30

2013年6月12日水曜日

花は花でも  その5

ひと月ほど前のことになるが、 和服で出かけて、帰りの電車を降りたら 予報通りに雨が

ざあざあと降っていたので 息子に予定通りに携帯電話で車での迎えを頼んだ

偶然に駅前に ご近所のOOさんがおられたので ご同乗をお誘いして帰宅した。

そして 4・5日過ぎたある日 OOさんが花の盛籠をもって来て下さった。

お庭に咲いた 真っ赤な ばら  をオアシスにこんもり隙間なく差し その下葉は ふ入りのしだを

ぐるりと巡らし 中心に「フアンネル」 が清楚に立ちあがって 芸術的で美し.い           

彼女は 華道やロイヤルフラワー等のライセンスを取得し お庭に数々の花を植えて 楽しんで  

おられる、 花籠は流石にきちっとおさまって風情がある。    (写真を撮っておけばよかった)                       
       「主人の仏前に飾ります」 とお礼を述べると にこやかに微笑んで帰って 行かれた。

4・5日で 花の命は終わった 籠とオワシスだけが残った、「やってみようか、庭に花は咲いてるし」

ちょっといたずらしましょう。、やってみれば 楽しいもんで、嬉しくなったので、おそるおそる

OOさん宅に持っていったら 驚いて こばん草 がかわいいと喜んででくださり                                                         

     「主人の写真の前に飾ります」   だって!

                  お互いに握手をしたいくらいに嬉しがった。    合掌


                    
    

シモツケ 除虫菊 ビヨウヤナギ チェリーセージ  マーガレット 小判草


2013年6月11日火曜日

花の寺めぐり 第4回

但馬 播州の花の寺                            2013-6-8

  行程  第6番 隆国寺ーー第8番 応聖寺-ー第9番 鶴林寺

隆国寺  兵庫県豊岡市日吉町
こうのとり観音

室町時代 山名氏の四天王垣屋隆国公の
菩提寺として 開基された

花の寺としてはぼたん やまあじさい 沙羅
が見ごろであるが 今回は残念ながら 

時期的終わっていたり 蕾であったり        
                                                           広い境内をあちこち歩いていると            
裏庭かと思われる場所に 大木に

出会う樹高15mほどで  淡紫色の      
小花が密生して満開だ             

誰も見上げるだけで名前がわからない

帰宅後電話でお寺にお尋ねしたところ「センダン」ですとのこと、


屋根の向うにセンダンの大木 

和名 栴檀 トウセンダン
                    
シロバナセンダン

(栴檀は二葉より              セ ン ダ ン

芳しの栴檀とは違う)








                                                 

                  昼 食

チヤペルの鐘

神鍋高原ブルーリッジホテル

スキー場の近くらしく緑の斜面に

黄色の小花が群生して爽やか

但馬牛と高原野菜コースに

リッチな気分を味わった





応聖寺(別名沙羅の寺) 兵庫県神崎郡福崎町

650年頃 天竺の高僧法道仙人によって開基される 御本尊 聖観世音菩薩 薬師如来

徳川家三代と姫路城主歴代の位牌を安置している 位牌の間にはびっしりと立ち並び

三百年の歴史を感じる

応 聖 寺 門
沙 羅 の 木


住職手作りの涅槃像

前庭に涅槃像 胴体はさつき
裏庭にさつきの 涅槃像




木に着生したセッコク


不思議な木を見つけた もさもさと汚らしいので近寄ってみるとひらひらと白い花びらが

密生して 泳いでいる 側で見ている人に尋ねると「セッコク」だと教えて下さった

セッコク(石斛)はラン科で岩の上や大木に着生する植物で古典園芸だそうな


鶴 林 寺  兵庫県加古川市加古川町                              

587年 聖徳太子が高句麗の僧恵便法師の教えを受けるために建立

    本尊 薬師如来 愛太子観世音菩薩(重要文化財)           

 天台宗のお寺で 七堂伽藍が建ち並び 本道の造りも重厚である
          
          

本  堂










太 子 堂(国 宝)










宝物館に 太子堂の壁画が復元されていた 自然顔料で描か

れた極彩色の模様の中に 茶髪の人もあり 遠く1300年前の仏教伝来を偲ぶ

菩 提 樹

や ま ぼ う し