2015年2月14日土曜日

お遍路

四国八十八ヶ所   第7回
                                   2015-2-12~13      41名

行程 一日目  梅田(7:40)=明石海峡大橋=大鳴門橋=39番延光寺=アカメ会館=
           =四万十川遊覧=ホテル足摺園(泊)

    二日目  ホテル(7:40)=38番金剛福寺=足摺黒潮市場=40番観自在寺=41番
           龍光寺=42番仏木寺=43番明石寺=松山道 石鎚レストパークリンリン
         徳島道 吉野川ハイウエイオアシス=大鳴門橋=明石海峡大橋=梅田(22 :00)

  一日目
          第39番 寺山院 延光寺              高知県宿毛市平田町中山


 本 尊  薬師如来
 開 基  行基菩薩
 創 建  神亀元年(724)
 真 言  おん ころころ まとうぎ そわか

土佐路の最南端、「修行の道場」の最後の霊場である
行基菩薩が聖武天皇の勅命を受けて薬師如来を彫像し
これを本尊とした

                         弘法大師がこの寺を訪ねたのは延歴年間(782~805)で
      桓武天皇の勅願所として再興


眼洗い井戸
 大師が錫杖で地面を突いて湧き出た霊水が今日に伝わる
 「眼洗い井戸」である



四万十川遊覧
柿田川、長良川と共に三大清流の一つ で
 ある四万十川を30分ほど遊覧する

遊覧船で投網漁法と 柴漬け漁法を見る
投網漁法は体力と熟練がいる
実演で引き揚げた網の中には残念乍ら
何もなかったが漁師のユーモアで爆笑した

柴漬け漁は枝に葉のついた柴を束ねて水中に沈めて置き 翌日に引き上げ大網で掬い捕る漁法
これには もずく蟹が3・4匹ひっかかっていたが 本命はうなぎがいるそうな これも又言い逃れ的な解説に笑わせられた。

                                  

  宿泊  ホテル足摺園  高知県土佐清水市足摺岬

   豪華な皿鉢料理を部屋毎グループの3人と仲良く珍しい
 料理を一品一品 取り上げて楽しく頂く
 知らない者同士が食べることで お互いの話題が広がる
 一人は登山家でリーダー格、一人はけもの道歩きが好き、
 偶然に山好きが三人集まって嬉しい会話になった


二 日 目        ホテル出発 7:30 
                                                   

 第38番 補陀落院 金剛福寺   高知県土佐清水市足摺岬

 本 尊 三面千手観世音菩薩
 
 開 基 弘法大師
 創 建 弘仁3年(822)
 真 言 おん ばざらたらま きりく


   弘法大師は足摺岬突端に広がる太平洋の  大海原に 観世音菩薩の理想の聖 地 補陀落の世界を感得した。

岬は、濃緑の樹海と白亜の灯台、断崖に砕ける波涛、 観世音さまの浄土を連想させる

ここにたどり着く遍路の旅は壮絶で、      前の37番札所から80余Km。           車で2時間余歩いたら約30時間で3泊4日は かかる まさに「修行の 道場」である



        第40番 薬師院 観自在寺          愛媛県宇和郡愛南朝
       


 本 尊  薬師如来
 開 基  弘法大師
 創 建  大同2年(807)
 真 言  おん ころころ せんだり おとうぎ そわか

 本堂は昭和39年全国の信徒の浄財だけで再建された


愛媛県は「菩提の道場」
弘法大師が大同2年に平城天皇の勅命を受けてこの地を訪れ 一本の霊木から本尊の
薬師如来と脇侍の阿弥陀如来、十一面観音菩薩の三尊像を彫像して安置し開創された
残った霊木に「「南無阿弥陀仏」と6字の名号を彫り、舟形の宝板を造って祈願された

                           第41番  護国院 龍光寺         愛媛県宇和島市三間町戸雁



  本 尊  十一面観世音菩薩
  開 基  弘法大師
  創 建  大同2年(807)
  真 言  おん まか きゃろにきゃ そわか 

  
宇和島は伊達家十万石の城下町で、往時の神仏習合の面影を
色濃く伝えている霊場である 山門をくぐると狛犬が迎えてくれる

弘法大師がこの地を訪ねた際に、稲束を背負ったひとりの老人が現れ「われこの地に住み法教を
守護し、諸民を利益せん」と告げた

大師はこの老翁が五穀大明神の化身であろうと悟り、稲荷明神像を彫像し安置した。
本地仏とする 十一面観世音菩薩 脇侍として不動明王 毘沙門天も造像し一緒に安置し
「稲荷山龍光寺」と号して四国霊場の総鎮守の寺とされ、開創したと伝えられる

           第42番  毘廬舎那院 仏木寺         愛媛県宇和島市三間町則


   本 尊  大日如来(弘法大師作)
  開 基  弘法大師
  創 建  大同2年
  真 言  おん あびらうけん ばざらばどばん

弘法大師はこの地で牛を引く老人と出会った。誘われるまま
牛の背に乗って歩むと、楠の大樹の梢に一つの宝珠がかかって
光を放っているのを目にした、これは唐から帰朝する時に、
有縁の土地が選ばれるようにと 三鈷と共に東方に向かって
                    投げた宝珠であった。

大師はこの地こそ霊地であると感得、堂宇の建立を決心した。大師は自ら楠で大日如来像を
彫像、眉間に宝珠を埋めて白豪とした、これを本尊として安置し「一山仏木寺」と名づけた。     
 

           第43番   円手院  明石寺      愛媛県西予市宇和町明石
                     

  本 尊  千手観世音菩薩
  開 基  円手院正澄
    創 建  600年代
  真 言  おん ばざらたらま きり そわか

   

  

 



       6世紀の後半 円手院正澄と言う行者が欽明天皇の勅願により建立            
       弘仁13年 (822)  弘法大師は嵯峨天皇の勅命を受け荒廃した伽藍を再興                     
       建久5年(1194年)  源頼朝は池禅尼の菩提を弔って阿弥陀如来像を奉納                          
        室町時代に 領主西園寺家の祈願所とした 
       江戸時代は 宇和島藩主伊達家の祈願所となり末寺は70余寺をを数えた

    (土佐高知16ヶ所修行の道場 第24番最御崎寺~第39番延光寺) 

バス走行距離 一日目約500Km 二日目約500Km  帰着大阪梅田22時 お疲れ様でした。