ハイキングの帰路中に立ち寄った 道の駅「塩津海道」で こあゆ の塩焼きを買った
5~6センチ程の こあゆ 10匹が一列に串刺しされて少し焦げ目がついている。
プラトレイに 二串とポン酢の小びんがセットで、580円
帰宅後 早速に アルミ箔に並べて オーブントースターで1.5分焼く. 淡白な甘みが口の中に
幸せを広げてくれる。久し振りに川魚にあえて嬉しい、ほんのりポン酢の酸味が口中で調和する
一っぴき 二匹・・・・・・・と食べているうちに 琵琶湖に 「もろこ」の姿をみるのが むずかしく
なった事を思う
アユは稚魚を放流して育てているので大量にあるが 「ごり」 「いさざ」 「ぎぎ」にも久しく
お目にかかってないが懐かしい味を思い出す
「もろこの白焼」を京都の錦市場へ よく買いに行ったものだ。
舅さんも主人も好物だったので 買って帰ると ごきげんだった。満足そうに お箸がはずんだ
無口な舅さんが子供のころの話をしたり、主人のお酒がもう一本増えて ほいほいと嬉しかった
最近 ちょくちょく 見かける 「いしもろこ」 「やなぎもろこ」 はどこで泳いでるのか
さっぱりわからんし、それに美味しくない
こ あ ゆ |
め ば る
スーパーの魚売り場で威勢の良い呼び声につられて 「めばる」を買う
「今夜は煮魚を食べよう」 「煮魚」 「煮魚」 と頭の中で繰り返しながら家につく
台所でいそいそと 大鍋を出して 水 酒 みりん 砂糖 濃口醤油を どぼどぼと
適当に入れて 煮立たせ25センチ程のぬるっとした「めばる」を 静かに両手でいれる
アルミ箔を落とし蓋にして、15分程 強火で煮て 火を止める。甘辛い煮汁の匂いが
かすかに台所に広がって ちょっと嬉しい気分。
夕食の準備に 奥の納戸から尺皿を持ち出して、どきどきしながらそーうっと アルミ箔を
はずす、あんのじょう ひれはピンと立ち 皮はさけ 腹はひっくりかえっている。
魚が新しい証拠やと 崩れた姿をしばし眺める(最初に湯通しすればよかったと反省する)
大皿に収まった「めばる」をゆっくりほぐしながら いただく 淡白でほどよい甘辛さに満足
鯛のあら煮は味がしっかり濃いが めばる にべ 金目鯛 ぼら の主張しない甘みも
又 格別。 骨にひっついている身も しゃぶってきれいに完食
不思議なことに 五十数年前の九人家族だった夕食の団欒を思い出し豊かな気分で幸せ。
姑さんが近所の嫁姑のもめごとを 軽妙な冗談話で蘊蓄があって、知らず知らずのうちに
嫁 姑問題を学習してたんだ。(お祖母さんは賢いお方だったなあ。)
「めばる」といっても「北海道めばる」
1 件のコメント:
お魚1匹で素敵な思い出がよみがえるとは、美味しさ倍増ですね!
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