2013年7月28日日曜日

夏休み 1

涼 風
 朝食のコーヒーの香りが漂う、 ラジオから流れる中村紘子のピアノ「皇帝」が響きわたる

軽やかなタッチが 心地良い。オーブントースターから焼けたパンを取り出して マーガリンと    

はちみつをぺったりぬって ほおばる  幸せな満足なひと時である

庭で蝉が鳴きだした、 蝉は気温が27℃になると 鳴き始めると云う いよいよ夏 真盛り、 

子供のころの夏休みの楽しい思い出は 数々あるが 殆どが真黒になって遊んだことばか

り 勉強の夏季講座もないし 体育の合宿訓練も無い 今から思えば のんびりしていた。  

老境に入った現在になると 感覚が幼少期に戻るのか、夕立ち後の何んとも云えない涼しさや   

打ち水を表通りのアスフアルトにまいた後の蒸し暑さ  井戸水で顔を洗った時の水しぶき等

現在の 日常生活は エアコンで それなりに快適に暮らしてはいるが 我が家を盛夏らしい   

しつらえにて  楽しんでいる

             木綿の着物のリフオームでのれん  誰もが喜んで下さる 宅配のおじさんも・・・                        














風 鈴

                
簾  戸


                                                                                 



鳥取の大映スイカ 甘くてみずみずしい 天下一品
    庭の芝刈りを ガアーガアーと機械を操作し 頑張ってやっと終わる(虎刈りだけど)          

植木の下草刈りも夕方になって一念発起し 二日間這いつくばって 宿題をし終えた

部屋も襖戸から簾戸に替えて達成感を味わう、 風鈴のリーン リーンと時々鳴る音が涼しい




    夏休み最高!! 光輝く太陽最高!! 蝉しぐれ最高!! 樹陰の涼風最高!!
 




2013年7月25日木曜日

富士山麓ウオーク第5回

山中湖ぐるり一周コース
                             2013-7-16-17       19名

行程 一日目 枚方(7:40)-土山SAー遠州森町PA-本栖湖ー西湖コウモリ穴ー河口湖(泊)
                                           (ホテルルートイン河口湖) 
        二日目 お宿ー山中湖交流プラザ ウオーキングスタート(9:10)ー 山中湖一周(12:45)

         河口湖荘(13;20 昼食)ー浜名湖SA-土山SA-枚方(20:10)


枚方 高槻発のバス旅も第5回目になると 顔なじみの人にも会い お互いに笑顔で挨拶する

新東名高速の遠州森町PAで昼食タイムの後はひたすら走行して本栖湖に到着

千円札の裏面にある富士山は 写真家「岡田紅陽」が この地点で撮影されたのであるが           
   本日は曇空で 湖面だけが静かに広がっていた。
本日の 本栖湖の富士山


千円札になった富士山












富士山西麓の西湖周辺に広がる 青木ヶ原樹海は溶岩上に形成された原生林で 樹海

の中に溶岩洞穴群が点在している

この「コウモリ穴」は洞窟のなかでも最大規模のもので 総延長350m以上もあり 他の洞穴と

異なり夏もそれほど冷気を覚えず、冬は温暖であるため、多数のコウモリが冬眠の場所として    
生息している 。こうもり達は別の洞窟に保護されている

足元は溶岩のごろごろで慎重に進む

ヘルメットが天井にごつごつあたる













ホテルの夕食はバイキングでレストラン内は 東洋系の外国人が多くて がさがさと賑やかである

その食堂内で 偶然に 「2006年から3年間の中山道六十九次ウオーク」の メンバーの一人に逢

い、懐かしくて   しばらく歓談する (実は名前が思い出せないが 彼女が新幹線の中で財布を

置き忘れた事件が あった事を思い出す、財布は出てきたが 中身は空っぽであったそうな)

二日目 9:10 山中湖交流プラザから 山中湖一周ウオーキング スタート (図の右真ん中)

     山中湖を左手に見ながら サイクリングロードを歩く



山中湖  周囲 13.5km  水深15m          





湖岸に大白鳥がいっぷくしていた
高校生のランニング訓練 みんな汗びっしょうり










                   「がんばれー」 と声をかける



スワン型の湖上遊覧船がゆったり動いている






おじさん達 7~8人が ラジコンを  1機ずつ交代で飛ばしている 湖面にうなり音が

グオーゴオー と音高く鳴り響く        
(往年の少年達は愉快そうだあァー!)





                  
こんな夕景も見られるらしい

3時間30分の歩行で全員無事到着

河口湖荘でゆっくり昼食 「冷しゃぶ御膳」と生ビールで乾杯






2013年7月13日土曜日

花は花でも その6

花は花でも その6
  
  冬が過ぎ 春がきて草木の芽吹くころから 物置のトタン塀の下あたりから 大きな葉っぱの 
  
雑草が生え出し 雨水も無いのに よう頑張っているなあと 引き抜くのを躊躇っていた、

夏の日照りもなんのその 大きな葉っぱの勢いに呆れていた

と! いつのまにか 茎先に紫色の穂が見え出し 生き生きした数穂の花が開いた

「あんたは! 蠟梅の横に密林のように生えてはった」   蠟梅が可愛そうになったのでバッサリ

根元から切ってしまった。その地点から計ると6mはある、地表に出るまで根を一生県命伸ばして

 たのか。「驚き桃の木椒の木」
                                       

中南米に生息する「ハキリアリ」が 葉を切り取ってそれを頭にかついで せっせ せっせと

 100m先の巣まで 団体行進するのと同じ 自然の営みじゃん 「恐れ入谷の鬼子母神!!」 

  が然し またまた 名前がわかりません申し訳なく候・・・・・・・・




ルリヤナギ と思っていたが 間違いでした 


ご み

  富士山が世界文化遺産に認定されて テレビであちらこちらを 放映している

富士山に降った雨水がどうなってるかと 聞かれても 沢も谷も川も見た事もない

ある場所で 突然「白糸の滝」 「陣馬の滝」のように 湧水が溢れ出て そこから

川となる 

NHKテレビのロケで その湧水の根源を 地底の洞窟探検隊が入って行く 何処まで行っても

水一滴も無い 奥へ奥へもぐって 体がぎりぎりの狭い暗がりの洞窟の先で 見つかった

一掬いの水 「美味しい!」の声に冷たさがつたわってくる。何十年経って出てきたのか、

富士山の水を分析すると 30年経ったものか 100年経ったものか判定できるそうな


過日、枚方市が ごみ減量作戦で 家庭で「生ごみで推肥をつくり」を指導しているのを

友人がら聞いて 「付録に推肥を一袋もらえる」 につられて 講習会に参加する


生ごみで推肥つくりは三通りあり

①  ダンボール箱に45ℓビニール袋をいれて 生ゴミ。 糠。 水で作る ( ベランダでもOK)

②  特製のプラスチック容器に生ごみと添加剤で推肥になる(容器貸出あり)(ベランダでOK)

③  地面にコンポストを据え置き 生ゴミ。糠。土で作る (コンポストの支給あり)

講習が終わって熱心に質問している人もいたが 大変そうな話に しっかり くたびれた。


それでも 翌日 庭の片隅に 穴を深く掘って生ごみ 糠 土をいれ 蓋をきっちりする

何日でほくほくの黒土になるのか 期待を込めて生ゴミを毎日埋めるのが仕事になった。



付録にもらった推肥
野菜籠に忘れいた サツマイモを 水耕栽培 見事に育った
    富士山に落ちた雨水は30年~100年で地表に現れ
      
          人間の皮膚の損傷は約一ヶ月で元通りになるそうな

                 畑の土はどれくらいで再生出きるのか研究しよう

                       ちなみに 人の心の再生は事と次第によるなあ・・・・


2013年7月6日土曜日

天得院


天 得 院                    2013-6-30

                        京都市東山区本町15丁目 

桔梗の開花に合わせて 特別拝観を行っているので友人と訪れた。
華 頭 窓

南北朝時代(1346~70)東福寺の第33世 無夢一清禅師に

よって開創した
       
















                 



杉ごけに覆われた枯山水の庭に50数株の
桔梗が楚々と白色 ピンク を交えてゆらい       でいる
堂内は老若男女が座って動かない人、カメラを構えて、ポイントをさがす人 ,人、で、蒸し蒸しと暑くるしい。

「徳川斉彬」の梅の水墨画の掛け軸もあり
この寺の歴史を感じる





 桔 梗 膳 (精進料理)
















俳人 萩原井泉水が 大正13 14年 天得院に隠棲していた
萩 原 井 泉 水 句 碑

 句碑には 「石のしたしさよ しぐれけり」

ちなみに 代表的な句は 「仏を信ず 麦の穂の 青きしんじつ」

井泉水の愛用の編笠が展示されていた





東 福 寺

 創建  藤原(九條)道家が1236年から19年かけて菩提寺として都最大の伽藍を完成させた

 開山 聖一国師     鎌倉末期に相次ぐ火災で消失したが 足利 豊臣 徳川家によって

 本尊 釈迦如来       保護修理が加えられて 中世以来の 堂塔伽藍を継承している

             

    
                           開 山 堂


通 天 橋    右前方に友人

                      
友人の手描き友禅した帯が仕立て上がったので着る










 




渓谷下流のえん月橋から通天橋を望む

子供の頃からの遊び場であった境内のあちこちを改めて、眺めると伽藍の大きさに感動する

渓谷の中で 沢かにを探したり 本堂の廻りを鬼ごっこでぐるぐる走ったり

山門の上にあがって 五百羅漢の恐ろしさを おずおずと眺めたり

学校で図画の時間の写生は いつも東福寺境内で

大して新しい場所も見つからず困って

友人と並んで写生をした

七十年昔のこと

・・・・・・


2013年7月2日火曜日

さかなのはなし

こ あ ゆ
   
  ハイキングの帰路中に立ち寄った 道の駅「塩津海道」で こあゆ の塩焼きを買った

5~6センチ程の こあゆ 10匹が一列に串刺しされて少し焦げ目がついている。

プラトレイに 二串とポン酢の小びんがセットで、580円

帰宅後 早速に アルミ箔に並べて オーブントースターで1.5分焼く. 淡白な甘みが口の中に

幸せを広げてくれる。久し振りに川魚にあえて嬉しい、ほんのりポン酢の酸味が口中で調和する

一っぴき 二匹・・・・・・・と食べているうちに 琵琶湖に 「もろこ」の姿をみるのが むずかしく   

なった事を思う   

アユは稚魚を放流して育てているので大量にあるが 「ごり」 「いさざ」 「ぎぎ」にも久しく

お目にかかってないが懐かしい味を思い出す

「もろこの白焼」を京都の錦市場へ よく買いに行ったものだ。

舅さんも主人も好物だったので 買って帰ると ごきげんだった。満足そうに お箸がはずんだ

無口な舅さんが子供のころの話をしたり、主人のお酒がもう一本増えて ほいほいと嬉しかった

最近 ちょくちょく 見かける 「いしもろこ」 「やなぎもろこ」 はどこで泳いでるのか         

さっぱりわからんし、それに美味しくない
こ あ ゆ

め ば る

   スーパーの魚売り場で威勢の良い呼び声につられて 「めばる」を買う

「今夜は煮魚を食べよう」 「煮魚」 「煮魚」 と頭の中で繰り返しながら家につく

台所でいそいそと 大鍋を出して 水 酒 みりん 砂糖 濃口醤油を どぼどぼと

適当に入れて 煮立たせ25センチ程のぬるっとした「めばる」を 静かに両手でいれる

アルミ箔を落とし蓋にして、15分程 強火で煮て 火を止める。甘辛い煮汁の匂いが

かすかに台所に広がって ちょっと嬉しい気分。

夕食の準備に 奥の納戸から尺皿を持ち出して、どきどきしながらそーうっと アルミ箔を

はずす、あんのじょう ひれはピンと立ち 皮はさけ 腹はひっくりかえっている。

魚が新しい証拠やと 崩れた姿をしばし眺める(最初に湯通しすればよかったと反省する)

大皿に収まった「めばる」をゆっくりほぐしながら いただく 淡白でほどよい甘辛さに満足

鯛のあら煮は味がしっかり濃いが めばる にべ 金目鯛 ぼら の主張しない甘みも

又 格別。   骨にひっついている身も しゃぶってきれいに完食

不思議なことに 五十数年前の九人家族だった夕食の団欒を思い出し豊かな気分で幸せ。

姑さんが近所の嫁姑のもめごとを 軽妙な冗談話で蘊蓄があって、知らず知らずのうちに

      
嫁 姑問題を学習してたんだ。(お祖母さんは賢いお方だったなあ。)




                   「めばる」といっても「北海道めばる」