2017年10月20日金曜日

西国33所観音巡り2回

西国33所巡礼 (2番3番4番)
                                                    2017-9-26   41名

  行程 枚方7:00=高槻=4番施福寺=黒潮市場=2番紀三井寺=3番粉河寺=
     =高槻=枚方19:00着 (バス走行約277km)

 
  第4番 施福寺 (せふくじ)       大阪府和泉市槇尾山町
      

仁王門
きつい山道を登る


   








  仁王門をくぐると参道は急勾配の自然石で造られた石段になり 道幅も狭くなって歩きにくい、登りはかなり厳しく西国33所霊場の中の難所の一つに数えられていると聞いていたが運動不足の身には真に修行と思って足を進める (懺悔 懺悔 六根清浄 )
 
本堂



 宗 派  天台宗
 本 尊  弥勒菩薩
 創 建  伝欽明天皇勅願
 開 基  行満上人




 行基 空海が修行した名刹で約3000人の僧侶が修行していた
 やっとの思いで本堂にたどりつくと讀経が始まっているので 慌てて列に加わる
下りも足に負担がかかる

弘法太子ご剃髪所










参道で唯一の土産店
















足 腰を気使いながらようやく下って来た頃一軒しかないお土産店で美味しそうなよもぎ餅を買う 古い馴染みの人もあるらしく会話が穏やかで独特のゆったりした雰囲気に癒された

   黒潮市場
          和歌山市毛見   和歌山マリーナシテイ

まぐろの刺身が美味しかった

            マグロの解体ショーは終わっていたが 魚介類のお店の大声の
            呼び込みが飛びかって ついつい買ってしまう



   第2番 紀三井寺 金剛宝寺護国院    和歌山市紀三井寺     

仁王門


231段を又々がんばる







  

階段を上りきると和歌の浦が一望できてホットする
本堂

               









    宗 旨  救世観音宗
   本 尊  十一面観世音菩薩
   創 建  伝宝亀元年(770)
   開 基  伝為光上人







宝亀元年 唐僧の為光が日本各地を行脚している時名草山山頂から一筋の光が発せられて
いるのを見た 為光はそこで金色の千手観音を感得した
 
自ら十一面観音像を彫刻し 胎内仏として金色千手観音を奉納し 草堂を造って安置して
秘仏として納めたのが紀三井寺の始まり。

名草山には3っの霊泉(清浄水 楊柳水 吉祥水)があることから「紀三井寺」という
山号になった

 18日の縁日には日参り月参りの篤信者で賑わう 桜の季節には観光客で益々賑わう

  第3番  粉河寺            和歌山県紀の川市粉河
大門(重要文化財指定)

中門(重要文化財指定)
   宗 派 粉河観音宗(天台宗系)
 本 尊 千手観音菩薩
 創 建 伝 宝亀元年(770)
 開 基 伝 大伴孔子古(くじこ)
本堂









孔子古(くじこ)はこの地が霊地に違いないと考えここに草堂を建てたと伝えられている
この草堂に童男大士が訪れ七日間、堂に籠って仏像を刻み これを本尊にするようにと 孔子古にに与えられたといわれており
翌日童男大士が去ると その仏像は金色に輝く観世音菩薩になったという
孔子古は童男大士こそ観世音菩薩の化身と考え 以後殺生をやめ供養礼拝したという

   この縁起は「粉河寺縁起」という紙本着色絵巻に描かれている
「粉河寺縁起絵巻」(鎌倉初期)幅30cm 長さ20m 国宝で京都国立博物館蔵

桃山時代庭園
本堂の前庭とその広場との高低差を処理する土留として
又本堂を仰ぎ見る前景として築かれた石垣で
日本庭園の中でも先例のない様式


  



   
芭蕉句碑
若山牧水歌碑














芭蕉句碑    ひとつ ぬきて うしろにおひぬころもがへ
若山牧水歌碑  粉河寺遍路の衆の打ち鳴らす鉦々(かねがね)きこゆ秋の樹の間に

中門
参拝後中門を出ようと思ったら こちらにも像があり驚いたが「四天王」だったのだ

身代わり地蔵尊


信仰の篤さを感じる」





仏足石


    仏足石 
    
    お釈迦さんの足跡が刻まれている
    紋様は千福輪相をあらわし その大きさに
    人徳の偉大さを象徴している
    (仏足石のお守りは本堂にてお受けください)











 ドライブインで和歌山土産を楽しみながら物色する
 お疲れさま         バス走行距離277㎞ 歩行13000歩 枚方19:00着


                    

2017年9月13日水曜日

西国33所巡礼 第3回

  第5番~第8番              2017ー8-29  44名

                           
 西国第五番 紫雲山葛井寺(ふじいでら観音)    藤井寺市藤井寺


本堂


門前の葛餅屋さんは愛想がいい


 西国第五番番 紫雲山葛井寺(ふじいでら観音)
西国第5

    宗 派   真言宗御室派
    ご本尊   十一面千手千眼観世音菩薩 国宝
    開 基   聖武天皇

    古代氏族葛井氏の氏寺として7世紀後半白鳳時代に建立された
  
  在原業平が奥の院の諸堂を建てしばらく住んでいたそうです
  阿保(あぼ)に住む一人の女性(にょしょう)に恋焦がれて通いつめ百回目に自分の
  気持ちを打ち明けようと決心していた業平が99回目のこと女性の屋形の台所の窓から
  そおーっと中の様子をのぞいてみると・・・・・・
  ご飯をお櫃に移した後のおしやもじを舌を出してなめている最中・・・・
  業平の驚きようは並みのものでなく「百年の恋も一遍にさめ」二度と逢おうと   
  しなかった。 里の人に話が伝わり 台所には窓を作らなくなったそうです

 番 外  法起院(ほっきいん)          奈良県桜井市初瀬

本堂(開山堂)

山門











   宗 派  真言宗豊山派
   本 尊  徳道上人         
   創 建  伝天平7年(735)

   西国33所を創始したと伝えられる徳道上人が此の地で隠棲したと伝えられる
   晩年境内の松の木に登り 法起菩薩となって遷化したといわれる
仏足石

  
徳道上人御廟十三重石









    
            

  養老2年(718)徳道上人が病に倒れ冥途に行ったが 閻魔大王から「あなたは   
  死んではいけない。世に三十三の観音霊場があり 人々に知らせて広めよ」と
  宝印を授けられてこの世に戻された。
  上人は人々に霊験を説いて廻ったが信じてもらえなかった。
  
  落胆した上人はこの宝印を中山寺に埋めてしまった。270年後に花山法皇によって
  堀出されるまで眠り続けた (徳道上人にまつわる伝説)
  当寺は元禄8年(1695)長谷寺の英岳僧正によって再建され現在に至っている
     
    上人御詠歌
       極楽はよそにはあらじわがこころ おなじ蓮のへだてやはある

  第八番  豊山 長谷寺          奈良県桜井市初瀬


仁王門

   宗 派  真言宗豊山派総本山
   ご本尊  十一面観世音菩薩
   開 基  徳道上人


十一面観世音菩薩
御身丈三丈三尺(10m余)




本堂

   

                            
法螺貝の音色が山内に拡がる

本堂前の舞台から穏やかな里を望む









登廊(のぼりろう) 399段

           長谷寺は 平安時代中期以降 観音霊場として貴族の信仰をあつめ
           「隠国(こもりく)の初瀬」と古くから歌枕として和歌に詠まれる

      王町文学の舞台となっている境内にはあちこちに歌碑が点在する
      (藤原俊成 藤原定家 紀貫之歌 小林一茶 松尾芭蕉 大伴坂上郎女歌)
      この御寺を何時か又もう一度訪れて古典の世界をゆっくりとを偲んでみたい

  第七番    岡 寺(龍蓋寺りゅうがいじ奈良県高市郡明日香村
  
仁王門
本殿








日本最大最古の塑像観音





   宗 派  真言宗豊山派      
   ご本尊  如意輪観世音菩薩
   開 基  儀淵僧正
   創 建  7世紀末頃
  創建の伝説
  663年(天智天皇二年)草壁皇子のお住みになっていた
  「岡の宮」を仏教道場に改め 仏教の指導者であった 
  儀淵僧正に下賜された


          本尊 如意輪観音像   高さ4,85m
  塑像(土でできた像)は弘法大師がインド 中国 日本の三国の土で造られた。
  如意輪とは 物事を自分の意のごとくかなえて頂けるとの意
  
龍蓋池


 昔大変悪い龍が棲んでいて 大雨を降らし 田畑を
 荒らし村人が困っていた
 義淵(ぎえん)上人は何とか捕えようと観音様に   
 お願いして 龍を池に引き入れ大きい石で蓋をして  
 「阿」の字を書いて封じこめた(龍蓋寺の謂れ)
 
  


  第六番     壷阪寺        奈良県高市郡高取町

仁王門
礼堂(らいどう)











   宗 派  真言宗豊山派
   本 尊  十一面千手観世音菩薩
   開 基  弁基上人 
   創 建  大宝3年(703)

   弁基上人がこの山で修行していたところ 愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納めて
   感得した像を刻んで祀ったのがはじまりという
   眼病に霊験あらたかな観音様で 広く信仰をあつめてきた

お里沢市投身の谷
お里 沢市の像











 明治の頃 失明快復祈願にまつわる 沢市お里の夫婦愛を描いた浄瑠璃「壷阪霊験記」
 が巷に大きな共感を呼び 寺への信仰も拡がった

高さ20m
インド渡来の大観音石像と大涅槃石像

















 インドで壷阪寺が行った社会活動に対し インド政府より感謝の意を表して贈られた
 石仏で 延べ8万人の日本とインドの石工によって 4年7か月の年月をかけて
 彫りあがった

 壷阪寺は昭和40年よりインドにてハンセン病患者救済活動に参加し 平成元年には 
 (財)アジア・アフリカ国際奉仕団を設立し 奨学金制度など交流を展開している


            お み や げ

柿の葉すし店舗でお土産を買うのも楽しみ
店長さん何度も何度も手振り











      バス車内で夕刻の勤行を唱えて本日の巡拝行事がおわる

                   枚方5:30着 10000歩 お疲れさま


2017年9月7日木曜日

枚方山の会 仲間の集い

 山行500回記念
                  日時     2017-8-20   13時30分
                  場所     枚方市駅前サンプラザ3号館5F
                  出席者    56名



会長のことば
 
当会は1999年に4月に発足し山行回数が10月には500回
になる予定です
会員の皆様の山を愛する心と団結力の結晶ででしょう!

   



   第1部  落語サークル「なぎさの会」


渚家梅仁「天災」
渚家どれす「妻の旅行」













妻の旅行 妻は大阪のおばはん とくにやかましい 一緒にいると疲れるばかり
     妻がバタバタと支度して旅行に出て行って 夫はのんびりとくつろいで
     いるとドアのチャイムが鳴り 開けると「一人行けない人ができたから
     一緒に行こう」・・・・げっそりした夫・・・

天災   長屋の隠居の家に気短な八五郎がいきなり飛び込んできて「女房のと
     おふくろのと 離縁状を二本書いてくれ」・・曰く云々・・・
     「元のかみさんが怒鳴りこんできたと思うから 腹が立つんだ 天が怒鳴り
     込んできたと思え 是 即ち天災だ」と説くと「天災じゃない先妻だ・・・・
 
渚家榮都「三十石舟」

 三十石舟  登場人物 喜六 清八 船頭 その他大勢

  三十石という舟が 京都は伏見 大阪八軒家という
  このあいだを行たり 来たりしていました・・・・・

  乗客の名前を番頭がつけるのをからかって言ったり
  船頭の舟歌を背景に乗客のやりとりが にぎやかに
  おこなわれる








  第2部   民謡とかくし芸等

この地名は?
禿げ頭とチャイナ服で変身













  舞台に現れた2人(禿げ頭のかずらとステテコに大腹巻。艶麗なチャイナドレス)  
  を見ただけで大笑い
  禿げ頭さんの何時もながら味のある大声の民謡が場内に拡がる
  チャイナドレスさん(会長)場内を盛り上げようと衣装をはにかみながらも   
  頑張ってアシスタント

  この地名は なんと読むでしょう?

       立売堀(いたちぼり)西区     御幣島(みてじま)西淀川区
       柴島 (くにじま) 東淀川区   杭全 (くまた) 東淀川区
       彼方 (おちかた) 富田林市   点野 (しめの) 寝屋川市
       呉服町(くれはちょう)池田市   孔舎衛坂(くさえざか)東大阪市
       ・・・・・次から次に出てくる・・・・

  半紙に墨痕鮮やかに大文字で書かれた地名を見て当てる人もいる 司会者は時々 
  虎の巻を読むので 会場からひやかしの笑い声とガンバレーっと・・・・・

山の歌 青春歌の大合唱
やー!久しぶり














            みんなの笑顔 みんなの歌声 懐かしい歌 
        おわり

2017年8月3日木曜日

西国33ヶ所巡礼  第1回

第一番 青岸渡寺
                            2017-7-29  40名
 行程
  枚方(7:00)=紀ノ川SA=ナカタ食品=かまぼこセンター=青岸渡寺
  -古道の里ちかつゆ=枚方21:00(バス走行距離500k)


紀ノ川SA










 長距離移動の為バス運転手2名、旅行社女性添乗員1名、巡礼先達氏一名、      
  乗客40名の満席で近畿自動車道、阪奈自動車道を走って「紀ノ川SA」でトイレ休憩

なかた食品
梅干し 梅酒










    2012年に紀州の杉と桧を使って建築した本店は天井も高く広々とした店内、
    気持ちのいい空間に梅干しの漬け方がこんなにもあるのかと思うほど個々に
    展示、試食してみるとどれを食べても美味しい 驚いた 洗練されている
    館内の雰囲気と共に梅酒の試飲にも手をだして喜んでいただく 別品の味 


        那智の瀧   和歌山県東牟婁群那智勝浦町












落ち巾  13メートル
落 差  133メートル

那智へは三度来ているが瀧の側に来れたのは今回
初めてで念願が叶って嬉しい

500段の石段

ここで一服しなされや













 杖をついてゆっくり上り始める いつ来ても老若男女の参拝者が多い
「しんどかろ さあさ、この椅子で休んでいきなされ 遠慮はいらんよ」和歌山なまりの
 柔らかい声が心を和ませる

       青岸渡寺      和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

    宗旨  天台宗 
    本尊  如意輪観音菩薩
    創建年 伝  仁徳天皇治世(4世紀)
    開基  伝  裸形上人





創建の時期は判然としないが 伝承では仁徳天皇の時代(4世紀)天竺(インド)から
渡来した裸形上人による開基とされ、同上人が那智瀧の滝壺で得た金製の如意輪観音を
本尊として安置したという
中世から近世にかけて隣接する熊野那智大社と共に 神仏習合の修験道場であった
明治時代に神仏習合が廃されたとき 熊野本宮大社、熊野速玉大社では仏堂は全て
廃されたが、熊野那智大社では如意輪堂が破却を免れ、のちに信者の手で青岸渡寺  
として復興した
寺号は秀吉が大政所の菩提を弔うために建てた高野山の青巌寺に由来するといわれる


ドライブイン古道歩きの里 ちかつゆ

じゃばらソフトクリーム

暑い、疲れた、さっぱりした!










      田辺市中辺路町
     和歌山の特産品 名産品がいっぱい
  
何川なのかなあ バスはひたすら走ってる

濁(よご)れる水の流れつつ澄む   種田山頭火

夏川を こすうれしさよ 手にぞうり  与謝蕪村


                      枚方着 21:00   お疲れさま