西国第五番 紫雲山葛井寺(ふじいでら観音) 藤井寺市藤井寺
本堂 |
門前の葛餅屋さんは愛想がいい |
西国第5
宗 派 真言宗御室派
ご本尊 十一面千手千眼観世音菩薩 国宝
開 基 聖武天皇
古代氏族葛井氏の氏寺として7世紀後半白鳳時代に建立された
在原業平が奥の院の諸堂を建てしばらく住んでいたそうです
阿保(あぼ)に住む一人の女性(にょしょう)に恋焦がれて通いつめ百回目に自分の
気持ちを打ち明けようと決心していた業平が99回目のこと女性の屋形の台所の窓から
そおーっと中の様子をのぞいてみると・・・・・・
ご飯をお櫃に移した後のおしやもじを舌を出してなめている最中・・・・
業平の驚きようは並みのものでなく「百年の恋も一遍にさめ」二度と逢おうと
しなかった。 里の人に話が伝わり 台所には窓を作らなくなったそうです
番 外 法起院(ほっきいん) 奈良県桜井市初瀬
本堂(開山堂) |
山門 |
宗 派 真言宗豊山派
本 尊 徳道上人
創 建 伝天平7年(735)
西国33所を創始したと伝えられる徳道上人が此の地で隠棲したと伝えられる
晩年境内の松の木に登り 法起菩薩となって遷化したといわれる
徳道上人御廟十三重石 |
養老2年(718)徳道上人が病に倒れ冥途に行ったが 閻魔大王から「あなたは
死んではいけない。世に三十三の観音霊場があり 人々に知らせて広めよ」と
宝印を授けられてこの世に戻された。
上人は人々に霊験を説いて廻ったが信じてもらえなかった。
落胆した上人はこの宝印を中山寺に埋めてしまった。270年後に花山法皇によって
堀出されるまで眠り続けた (徳道上人にまつわる伝説)
当寺は元禄8年(1695)長谷寺の英岳僧正によって再建され現在に至っている
上人御詠歌
極楽はよそにはあらじわがこころ おなじ蓮のへだてやはある
第八番 豊山 長谷寺 奈良県桜井市初瀬
仁王門 |
宗 派 真言宗豊山派総本山
ご本尊 十一面観世音菩薩
開 基 徳道上人
十一面観世音菩薩 御身丈三丈三尺(10m余) |
本堂 |
法螺貝の音色が山内に拡がる |
本堂前の舞台から穏やかな里を望む |
登廊(のぼりろう) 399段 |
長谷寺は 平安時代中期以降 観音霊場として貴族の信仰をあつめ
「隠国(こもりく)の初瀬」と古くから歌枕として和歌に詠まれる
王町文学の舞台となっている境内にはあちこちに歌碑が点在する
(藤原俊成 藤原定家 紀貫之歌 小林一茶 松尾芭蕉 大伴坂上郎女歌)
この御寺を何時か又もう一度訪れて古典の世界をゆっくりとを偲んでみたい
第七番 岡 寺(龍蓋寺りゅうがいじ)奈良県高市郡明日香村
仁王門 |
本殿 |
日本最大最古の塑像観音 |
宗 派 真言宗豊山派
ご本尊 如意輪観世音菩薩
開 基 儀淵僧正
創 建 7世紀末頃
創建の伝説
663年(天智天皇二年)草壁皇子のお住みになっていた
「岡の宮」を仏教道場に改め 仏教の指導者であった
儀淵僧正に下賜された
本尊 如意輪観音像 高さ4,85m
塑像(土でできた像)は弘法大師がインド 中国 日本の三国の土で造られた。
如意輪とは 物事を自分の意のごとくかなえて頂けるとの意
龍蓋池 |
昔大変悪い龍が棲んでいて 大雨を降らし 田畑を
荒らし村人が困っていた
義淵(ぎえん)上人は何とか捕えようと観音様に
お願いして 龍を池に引き入れ大きい石で蓋をして
「阿」の字を書いて封じこめた(龍蓋寺の謂れ)
第六番 壷阪寺 奈良県高市郡高取町
仁王門 |
礼堂(らいどう) |
宗 派 真言宗豊山派
本 尊 十一面千手観世音菩薩
開 基 弁基上人
創 建 大宝3年(703)
弁基上人がこの山で修行していたところ 愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納めて
感得した像を刻んで祀ったのがはじまりという
眼病に霊験あらたかな観音様で 広く信仰をあつめてきた
お里沢市投身の谷 |
お里 沢市の像 |
明治の頃 失明快復祈願にまつわる 沢市お里の夫婦愛を描いた浄瑠璃「壷阪霊験記」
が巷に大きな共感を呼び 寺への信仰も拡がった
高さ20m |
インド渡来の大観音石像と大涅槃石像 |
インドで壷阪寺が行った社会活動に対し インド政府より感謝の意を表して贈られた
石仏で 延べ8万人の日本とインドの石工によって 4年7か月の年月をかけて
彫りあがった
壷阪寺は昭和40年よりインドにてハンセン病患者救済活動に参加し 平成元年には
(財)アジア・アフリカ国際奉仕団を設立し 奨学金制度など交流を展開している
お み や げ
柿の葉すし店舗でお土産を買うのも楽しみ |
店長さん何度も何度も手振り |
バス車内で夕刻の勤行を唱えて本日の巡拝行事がおわる
枚方5:30着 10000歩 お疲れさま
2 件のコメント:
以前もこのコメント欄で記したように奈良が好きです。奈良に居るだけで心は満腹です。馴染みの寺などが掲載されると、友人と共に奈良を歩いた状景を思い起こします。土ぼこりの道や歩きながらの会話、おにぎり、友人の笑顔etc・・その友人は現在、かーるく闘病中。奈良に思いを馳せながら私は天を仰ぎますーごまん-
奈良の落ち着きはなんでしょうね ご友人のご快復をお祈りします
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