2014ー8-29 42名
旅 程 枚方== 12番焼山寺== 13番大日寺==14番常楽寺==15番国分寺==枚方
枚方のバス集合場所にはお遍路のバス車列が第1回 第2回 第3回(2台)と4台も並び
添乗員があっちで こっちで 案内の呼び声でグループ毎にかたまっている
バス走行中に車内挨拶で「本日は他の地点からも、遍路バスが出ていますので渋滞を
避けて参拝順路を逆にします」ということで 第15番 国分寺から始まる
第15番 国分寺 徳島市国府町
第15番国分寺門前 |
宗 派 曹洞宗
本 尊 薬師如来
開 基 行基菩薩
創 建 天平13年(741)
真 言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
太子堂 |
仏教に篤く帰依した聖武天皇は、政教一致、地方文化の向上 などを祈って全国に国分寺を創建
した (四国には四県に国分寺がある)
阿波国分寺には聖武天皇から釈迦如来尊像と「大般若経」が納められた。
開基は行基菩薩で薬師如来を彫像し本尊としている
無縁仏 その昔お遍路の途中で行き倒れになった人達の墓 |
第14番 常楽寺 徳島県国府町
釣鐘堂(左) 本堂(正面) |
宗 派 高野山真言宗
本 尊 弥勒菩薩
開 基 弘法大師
創 建 弘仁6年(815)
真 言 おん まい たれいや そわか
太子堂 |
していた時 多くの菩薩を従えて化身した弥勒さまが
來迎された 大師はすぐに感得しそばの霊木に
その尊像を彫像し堂宇を建立し本尊にした
第13番 大日寺 徳島市一宮町
本 堂 |
宗 派 真言大覚寺派
本 尊 十一面観世音菩薩
開 基 弘法大師
創 建 弘仁6年(815)
真 言 おん まか きゃろにきゃ
太子堂 |
弘法大師がこの地で護摩修法されていたさいに 空中から大日如来像が舞降り「この地は霊地なり
心あらば一宇を建立すべし」と告げられた
大師は大日如来像を彫像して本尊とし堂宇を建立す
大日寺の住職に就任した韓国籍の金昂先(キム・ミヨウソン)さんは、
夫の大栗弘榮住職が急死され その跡を継いで修行を経て住職に就任された
韓国文化庁から伝統舞踊の第一人者として県内公演の際、大日寺で宿泊したことが縁で
1996年に大栗さんと結婚した「徳島市で暮らし、ここで骨を埋める覚悟で徳島県民です」
「宗教も芸術も人間にとって欠かせないという共通点がある。その両方で日韓の架け橋に
なりたい」
2013年9月8日 NHKで放映された 「こころの時代~宗教・人生~「お大師様に導かれ」」
第12番 焼山寺 徳島県名西郡神山
宗 派 高野山真言宗
本 尊 虚空蔵菩薩
開 基 役行者小角
創 建 弘仁6年(815)
真 言 のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん
ありきゃ まりぼり そわか
本 堂 |
太子堂 |
雨に煙る杉木立 |
「修行の霊場」で「遍路ころがし」といわれている。
此の山には神通力をもった 大蛇が棲んでおり しばしば火を吐いて農作物や村人たちを
襲っていた。弘法大師がこの地に巡られて一本杉で休んでいたところ、夢に阿弥陀様が現れ
た。目を覚ますと、目の前が火の海になっていた。大師は麓の垢取川で身を清めて山に
登ると大蛇が全山を火の海にして妨害した
大師は印を結び、真言を唱えながら進んだのだが 大蛇は山頂近くの岩窟で姿をあらわした
大師は一心に祈願し、虚空蔵菩薩の御加護のもと岩窟に封じこめた。
山は焼山となってしまったので大師が「焼山寺」と名付けた
境内には樹齢数百年の杉の巨木(県の天然記念物)が並び 巡礼者を迎えている。
焼山寺を出て 山道を降って行くと衛門三郎のゆかりの杉の大木に出会う
杖 杉 庵 衛門三郎の杖を墓標にしたら 根が生えて杉の大木になった 現在の杉は2代目である |
衛門三郎 |
むかし天長の頃(824)伊予の国荏原(じんばら)の郷に河野衛門三郎という強欲非道の大庄屋が
住んでいた ある日旅の坊さんがやって来て、門前で托鉢の鈴を鳴らした昼寝を破られた三郎は
腹を立てて 竹箒で坊さんの托鉢をたたき落とした托鉢は8つにくだけ、飛び散った、
そんなことがあった翌日から、衛門三郎の8人の子供が 次々と亡くなってしまった。
子供を亡くした三郎は声を上げて泣く日が続いていた。
ある夜、三郎の夢枕にあの旅のお坊さんが現れ「前非を悔いて情け深い人になれ」と告げる
夢から覚めた三郎は、強欲であったことを悔い、あの時の僧は弘法大師だったのだと気がつく
あの高僧に謝罪し許してもらおうと四国遍路の旅に出る (これが遍路の始まりと言われる)
しかし、四国を二十数回巡りましたが、逢う」ことが出来なかった
とうとう三郎は12番焼山寺の近くで倒れた. いまわのきわに「三郎!三郎!」と呼ぶ声に眼を
開くと、弘法大師が現れ「衛門三郎再来」と書いた小石を握らせた。
そして三郎は眠るがごとく この世を去ったといわれている
小石は第51番石手寺に安置してある
永き日や 衛門三郎 浄瑠璃寺 子規
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