2013年8月29日木曜日

上げ膳 据え膳

夏の終わり                 
                             2013-8-25・26・27・

「上げ膳 据え膳」の 言葉の出どころかどうかわからないが 江戸時代に 滑稽本の「浮世床」 

(式亭三馬作)に「今朝むっくり起きると 据え膳 で飯を喰らって・・・・・・・・」とある 

「据え膳食わぬは男の恥」 現在こんな事を云う人はいないだろうね

今の世の中 現実は女性の方が チョッとした贅沢を上手に楽しんでいるように思う。食事会
で花が咲いたように 賑わっているのは おんなばっかり     

シニア独身暮らしにとって 食事は自由自在にやりこなしているが 「上げ膳据え膳」は有難い 

東京の息子家族との三日間は有り難く楽しかった


一日目  昼食 新幹線京都ー東京(息子と共に) 名古屋駅で途中下車 高島屋店内にある   

          「山本屋総本家」で味噌煮込みうどん 土鍋でぐつぐつ煮たって運ばれてくる

          コクのある味噌味と かための麺のあつあつを汗をかきながら 堪能して味う 

味噌煮込みうどん
  夕食用に  名古屋の松坂屋内の「「あつた蓬莱軒」の「ひつまぶし弁当」を20分程並んで買う

          店内は静かであったが 店外は入り口までの行列が5・60人ぐらい続いている

          お客の顔を見てから鰻を火床にかけると云う 姿勢を崩さないのが人気である
ひつまぶし

この「ひつまぶし」の食べ方は 三回に分けて食べる。  一膳目はそのままうなぎとご飯をまぜ                                                         

 て鰻の味をあじあう・・・・   二膳目は薬味とわさびをまぜてちょっと違う風味をあじあう・・・      

 三膳目はセットの熱いおだしをかけてまぜて・・・・・・・                                 
器の中にぎっちりつまったご飯に たれがほどよく沁み込んで 小口切りのうなぎのうま味と   

あっさりしたおだしで最後の一粒まで美味しくいただいた                     
 鰻丼と言えば濃い目のたれで こってりしているが この「ひつまぶし」には 「ひつこさがない」

二日目  朝食  コーヒー ニンジンジュース パン(マクドナルド風)アニメの絵皿が楽しい

      昼食  お台場で「サンダーバード展」観覧後、 天ざるそば(久し振りに本格そば)
    
      夕食  豚肉冷しゃぶ (ポン酢であっさりしてお箸がすすむ)

           手描きの和皿にレタスとアスパラガスが少な目に盛りつけてあり品が良い
    
                他にいろいろあり 炊きたてのご飯も美味しくいただいた。
          
         デザートはお手製のケーキが出てきて美味しさに感動する(上手に作らはる!!)
ダークチェリータルト
 
甘酸っぱくて美味しくてチェリーが口の中で爽やかで幸せな気分

三日目  朝食    コーヒー トーストパン 華麗なお皿に 卵 サラダ                
          
           彼女の素敵なセンスの盛り付けで 気持がよい(頭の中リフレッシユ!!)

 昼食   レストランでハンバーグ定食と 野菜バイキング 新鮮で種類が多く

         お皿いっぱいに取り込み またまた 満腹に(ダイエットの心配はしない)

    帰路   新幹線内で 「恵比寿麦酒」を飲み 今回の「上げ膳据え膳」の旅は終わった







2013年8月12日月曜日

京の夏便り2

六道まいり

       場所   六道珍皇寺 (東山区松原町東大路西入る)   日時  8月7日~10日


 子供の頃から お盆行事は 六道まいりから始まる  父がお参りした時は 高野槇と新しい仏具

買ってきたり 又母の場合には五条通りの陶器市に寄りお皿やお茶碗でずっしりと重い風呂敷

を抱えて帰って来たよ!

子供の頃の思い出と共に 六道珍皇寺で 精霊迎えの鐘を衝く為に長蛇の列に並ぶ 一昔前は

この列が門の外に100m位続いてると思ったが、最近はせいぜい30人位で 日傘をさす人 うちわ

をパタパタ忙しく使う人 又家族ぐるみで来る人が多く その会話が楽しい 「○○ちゃん まだ来や

へん  どないしてんのやろうーー」  お迎えの鐘をつくのに 何かしら賑やかである 

意外なことに どこかの あんちゃん見たいな人も 並んではる。






珍皇寺 門



お賽銭をあげてから 二度ひっぱる ゴーンゴーン 鐘はお堂の中

五条通陶器市は昔も今も賑わっている  外国人が多くなった。真剣に品選びをしている人もいる

清水焼の店が中心であるが、瀬戸もの 九谷焼 袋もの ガラス小物 皮製品 ホウロウひき器

毎年の事ながら ひやかしながら端から端まで歩いて ご飯茶わんの気にいったのを買う




おなじみのお店
気温37度















  鴨川に七夕飾り(四條大橋)

夜の七夕飾

京の夏便り 1


長谷川家住宅   公開         2013年7-月13日~9月30日

                            所在  京都市南区東九條東札辻町 5

   室町時代から 農業を家業とし 地主で庄屋を務めていた 築270年の2階建て農家住宅


内側から門を見る
     
門から屋敷までの通路





  



広大な土地であったらしい


館内は撮影禁止なので 興味あるものは 記憶の中に留めておくしかない ボランテイアガイド氏

の丁寧な説明で 幕末の長州討伐の際に会津藩士が198人逗留した様子を 10代当主が13歳

の時に描いた絵巻にはびっくり 会津藩兵士の行列の一人 一人が細かく丁寧に並んで進む

仏間の襖には 京都の文人 江馬天紅の書、裏面は頼山陽の門人 宮原隆 の書が

襖一面に力強く書かれてあり 読めないが歴史を感じる 

 11代当主は洋画家浅井忠 の指導を受け 当主としての家業のかたわら 水彩画 陶芸の   

制作をしていた、展示された絵は浅井忠の作 ではないかと思うほど 優しい雰囲気である  

  竈のある広い 台所の土間に立って 上を見上げると太い梁が昔の物語をしていた         




2013年8月3日土曜日

夏休み 2

アルプスの少女ハイジ

夏休みになって 百貨点は 子供向けのイベントで 賑わっている

テレビの放映を毎回楽しんで見ているが アニメの成り立ちや  スイスでの取材状況とか 

原画の展示 作者の紹介等などを 子供たちのわいわい がやがやの雑踏の中を見て廻る

 原作者は スイスの ヨハンシュビリ    原画は 小田部羊一   放映1974年から

テレビを見ていて いつも 目の表情が微妙に変わるのに 惹きつけられて なんとか描き方を

捉えたかったが 会場内にその目の線が 何点か描かれてあり やっと理解した。

やっぱり デリケートな線に、こだわりがある描き方に 絵の美しさに出てくるのだと 感心した。

      (例えば 眼の下に 一線いれるとか 円形を少し丸めるとか微妙に変わる)



  ぬ り え

会場のあちこちをスタンプらりーする 小さい子供が必死で押していた
       
ハイジが 「クララ」のお屋敷きで 健気に行動するのを 涙目をこすりながら 切なく応援していた

おん爺が ペーターを 「大将!」と声をかけると ペーターのはにかんだ顔に嬉しくなる。

クララの上品で 優しくて 聡明な人柄にお育ちの良い子を思う ハイジより4歳年上なんだって

ロッテンマイヤーの杓子定規な 融通のきかなさは 可笑しくて笑っちゃう 

ゼーゼマン  クララの父親であるが ハイジにも愛情を注いでくれる 銀行家紳士 男前




会場を出ると いろいろなグッズが並んでいる ボールペン バスタオル ストラップ シール

子供とお母さんは 目を輝かして あれこれ手にとって 買い物の 相談で華やいでいる

    欲しかったマグカップが やっと見つかった 

帰宅後 本格的にコーヒーをたてて飲む。ゆったりと香りを楽しみながら、空に歌声を聞く      

      ラララ・・・・・  「おしえてーーー おじいさんーー」  ラララ・・・・・・・・