近江路の史跡を訪ねて
2017-3-25 40名
行程 枚方バスターミナル8:00ー蒲生あかね古墳ー石塔寺ー苗村神社ー
竜王かがみの里ー日牟禮八幡宮ー近江八幡ー教林坊ー沙沙貴神社ー
安土城考古博物館ー枚方
まだちょっと寒いがよく晴れて気持ちいい
蒲生あかね古墳公園 東近江市木本町
久保田山古墳復元 円墳 |
天乞山古墳1辺65mの方墳 |
頂上に石室が露出 |
滋賀県では最大級の古墳群で5世紀前半の地方の豪族の墳墓であるらしい
石塔寺(いしどうじ) 東近江市石塔町
石段158段 |
本尊 聖観音(秘仏)
創建 伝推古天皇年間
(592~628)
開基 伝聖徳太子
三重石塔 |
参道の石段を上った先に無数の石仏 石塔に囲まれた大きな三重石塔が立つ
塔は昔インドの阿育王(あしょかおう)が仏教興隆を願って8万4千の石塔を作り
十法世界に投げたうちの一つであると言われている
日本書記に天智天皇(8年)が百済から渡来人700名を近江国蒲生野へ移住させた旨
の記述があるので渡来人によって建立されたものであるとの見方が一般的である
白洲正子「かくれ里」より
石塔寺へ最初に行ったのはずいぶん前のことだが あの端正な白鳳の塔を見て
私は はじめて石の美しさを知った
苗村神社(なむらじんじゃ) 滋賀県蒲生郡竜王町
祖霊信仰による神社 祭神 国狭槌命(くにのさづち)大国主命 素戔嗚尊
創建 不詳
重厚な楼門に誰もが見上げて驚嘆 |
楼門 |
建築 室町大永2年(1522)葭葺屋根で禅宗風三間一戸楼門 重要文化財
西本殿(国宝) |
拝殿 |
平安時代の延喜式神名帳に長寸神社と記す格式高い神社である
社伝によれば垂仁天皇が当地方を開拓された御祖を最高の産土神と崇めお祀りされた
近郷三十三ヶ村の総鎮守として社運年毎に栄えてきた大宮である
竜王御膳 |
道の駅 竜王かがみの里 |
お運びさん達のサービスたっぷりで美味しくてお腹いっぱいになった
近 江 八 幡
八幡堀 |
八幡堀は戦国時代に造られた人工の水路で 水運によって
町は発展し近江商人を生んだ
幅員約15m 全長6キロメートル
日牟禮八幡宮 (ひむれはちまん) 近江八幡市宮内町
主祭神 誉田別尊(ほんだわけのみこと)
息長足姫尊(おきながたらしのひめみこ)
比賣神(ひめかみ)
創建 伝 131年
成務天皇が武内宿祢に命じて大嶋大神を祀った
古くから近江商人の信仰をあつめ 二大火祭りの
「左義長まつり」と「八幡まつり」は無形民族文化財
ロープウエイ(4分)で「八幡山城跡」や「村雲瑞雲寺門跡」行けるのに時間の都合で
行けなかったのが残念
洋菓子部門 |
近江八幡日牟禮ウ”イレッジ |
元は江戸時代に材木商であった。のちに穀物類 根菜類の種子を商う「種屋」を創業した
明治5年(1872)に屋号「種屋末広」として栗饅頭 最中の製造販売する和菓子店になる
どれもこれも食べたいケーキ |
栗饅頭 わらびもち・・・ |
お土産をあれこれ物色するのも楽しみのひとつ
教 林 坊 近江八幡市安土町
宗派 天台宗
本尊 赤川観音
創建 推古13年{605)
開基 聖徳太子
徳島県から移築したという葦葺の門をくぐり 細くなだらかな山道を150mほど進むと
俗世とは切り離された静謐な空気が漂う
聖徳太子の説法岩 |
小堀遠州作庭園 |
水琴窟の幽かな響きに耳をかたぶけると 自然に心が落ち着いて改めて聖徳太子が
瞑想したと伝えられる止観石を見直した
葦葺門(よしふき) |
小鳥が囁いている |
帰路 静かな山道をゆっくり帰る(こんなところがあったんやなあと話ながら下る)
~~~ここで私の興味をひいたのは、慶長時代の石庭で いきなり山へつづく急勾配に 作ってあり~~~~~ 日本の造園のおいたちを見せられたような気がする~~~
沙沙貴神社 近江八幡市安土町
楼門 |
拝殿 |
祭神 少彦名命
神代に少彦名神を祀ったことに始まり 古代に沙沙貴山君が大彦命を祀り景行天皇が
志賀高穴穂宮遷都に際して大規模な社殿を造営させたと伝わる
佐々木源氏の氏神とされて子々孫々が篤く崇敬していた
近江源氏佐々木一族 住友財閥ーーー伊庭貞剛
三井財閥ーーー佐々木氏の支流
鴻池財閥ーーー尼子氏支流の山中鹿之助(七難八苦)
を祖 とする佐々木一族である
安土城考古博物館
史跡安土城跡 史跡大中の湖遺跡 史跡瓢箪山古墳 史跡観音寺城址
考古をテーマにした弥生時代 古墳時代の近江
安土瓢箪山古墳竪穴式石棺模型 |
織田信長朱印状 |
弥生時代や古墳時代など生活道具を見ると古代人の器用な手造りに感心する
安土城を始めとする戦国の城 山城のつくりについての模型をみていると
兵士達の掛け声や怒声が聞こえてくるような気持にる
2 件のコメント:
神社、仏閣、古墳、仏像、石仏・・我々世代の心の拠り所と言うんでしょうか、訪れたお話には自身でも他人様の話であっても心和みます。しかしミ-ハ-発想なのか仏像の切れ長の目元なぞ思い浮かべるとキュン死しそうです。乞説教於頭脳明晰思慮分別人
-胸キュンゴマン-
曾て「白洲正子」が新鮮な感動を味わわれたのがわかるような気がします
ゆっくりと一人で歴史のロマンを感じながら歩くのもよろしいでしょうなあ
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