神在月の出雲大社
2016-11―10 22名
行程
京都駅前(7:00)=京都竹田(7:30)=出雲大社(団体祈祷)=京都竹田=京都(21:20)
「 神在月 」 むかしむかし日本の国造りをされた大国主命は 天照大神に国譲りを
されたとき現世の政事(まつりごと)は天照大神に、人の縁など目に見えない
ことは大国主大神が治めることになったといわれている
全国の神々は旧暦10月11日から17日までの7日間 出雲の地で神事
(神業 かみごと) すなわち人には予めそれと知ることのできない人生諸般の
事など神議(かむはかり)にかけて決められるといわれている
滋賀観光バス(運転手2名) |
女性参加限定コースで 一人参加者は2シートを1人で
ゆっくり坐る
間もなく朝食のクロワッサンとオレンジジュースがくばられた
加西SA 9:15 トイレ休憩 |
大山PA 11:15 トイレ休憩 |
大山を車内から眺める |
バスは中国自動車道をひた走り 勝央SAでお弁当が積み込まれると直ぐに銘々に配られ
早速に蓋を開いて幕の内弁当を食べ始める 良い味加減で美味しく頂く
お弁当の包装紙に京の「通り歌」が印刷されて、鼻歌まじりでお箸が和む
東西の通り |
丸竹戎に押し御池 姉三六角蛸錦
四綾仏高松萬五条 雪駄ちゃらちゃら魚の棚
六条三哲通りすぎ 七条超えれば八九条
十条東寺でとどめさす
南北の通り |
寺御幸麩屋冨柳堺
高間東車屋町 烏両替室衣
新町釜座西小川 油醒ヶ井堀川のみず
葭屋猪黒大宮へ 松日暮知恵光院
浄福千本はては西陣
稲佐の浜の弁天島 |
屏風岩 別名国譲り岩 |
「稲佐の浜」 旧歴10月10日国譲りの地である稲佐の浜にて
ご神火が焚かれ浜にやってくる神々をお迎え
する「神迎神事」が行われる
高天原から使者として派遣された武甕槌神(たけづちのかみ)は屏風岩を背にして
大国主大神と国譲りの話し合いをなされた 大国大神は「和を尊し」として戦うことなく
国譲りをされた
日本一大きい国旗 広さ畳75枚 重さ49㎏ |
いよいよ出雲大社に来た |
旅行会社の ツアー参拝者が大勢で雑踏のようになって
各添乗員の黄色い声が飛んでいる
神楽殿 大注連縄(長さ13.5m太さ8m重さ4,4t) 参拝は二禮四拍手一禮
拝殿 左奥は本殿 |
西十九社 |
神在祭(かみありさい) 本年は11月10日 14日 16日に御本殿にて斎行される
十九社祭(じゅうくしゃさい) 東十九社 西十九社
御本殿の東西に相対して鎮座するお社で 通常全国の里々に
おまつりされる八百萬神のお宿で この期間だけは扉がすべて
開かれ毎朝祭事が斎行される
・ 神官の祝詞奏上の声がしんとした場内隅々に朗々と響き渡る
・ 巫女のかざす神楽鈴の音色が清らかに華やかに鳴り響く
古代出雲大社の想像図 |
発掘された直径1.35mの柱 |
日本書紀に 「659年斉明5是歳条に造らせる」とある
平安初期の源為憲(みなもとのためのり)が書いたもので 社の大きさの順位を暗記しやすい
ようにゴロ合わせなどを記している
「大屋を誦して謂う。雲太、和二、京三、」と書かれている
雲太・・・出雲大社。和二・・・東大寺大仏殿。 京三・・・京都大極殿(今の平安神宮)
出雲大社現在の本殿は1774年(延享元年)に造営され高さ8丈(約24m)の建造物三度の
修繕を加えながら今に伝わっている
古代には32丈(96m) 中世には16丈(約48m)だったとつたえられている
出雲大社宮司 千家(せんげ)家には 古い時代に書かれた出雲大社本殿の平面設計図
「金輪御造営差図(かなわごぞうえいず)には
巨木3本を1つの柱として組み 全9本の巨大柱が本殿を支えた構造が記されている
出雲大社宮司千家(せんげ)宅 |
皇居に出かけ 天皇の前で出雲壽詞(よごと)を奏上する
天皇は毎年出雲大社の例祭に勅使を派遣し御幣物を献上
皇室で慶事があれば出雲大社で神事を行い 御札を贈る
皇室の凶事は 出雲大社も喪に服す
現在の千家氏の長は「千家国磨」 85代目の「出雲国造」
となる2014年10月天皇家の高円宮典子さまとご結婚された
神話 因幡の白兎 |
出雲15:40=蒜山SA(トイレ休憩)=赤松PA(トイレ休憩)=近鉄竹田駅20:50=京都駅21:20
バス走行距離750キロ お疲れさまでした
5 件のコメント:
出雲大社は日帰り旅行でしたか。お昼の幕の内の写真は掲載されてないのね。気になる視点がここ。面目ない。空っぽのお腹の底からは邪念が湧いてくるとも言うしね。気がかりです(?)訪れた場所をこんなに調べてもらって、出雲の神様も喜んだはるやろ。読者もニッ!としてるよ。-ごまん-
美味しいお弁当を半分食べたころに写真を撮ることを忘れていたのを気がついて残念
包装紙に京都の通りのわらべ歌が東西通り 南北通り印刷されていて嬉しいでした
お弁当の件追加しました
いやぁ、豪華!わざわざ、すみません。旅先での食事は大きな楽しみです。食への執着が半端でないので面目ないわ。何か、非常に恥ずかしい気がする。でも人間、生き物ですし。て誰に言うてんのやろーごまん-
いえいえどういたしまして このツアーは出雲大社での 滞在時間をたっぷり取るため
車内弁当にしたと添乗員の説明があり 弁当の中身もよく他の乗客も満足していました
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