2016年6月10日金曜日

アンコールワット 3

      アンコールワット    三日目

                            2016-5ー20      25名


早朝(4:45) 朝日に映えるアンコールワット見学(希望者のみということでキャンセル)














     天候がよければ 上記のような光景を見ることできたであろう。
     実際に見学に行って来た人達に聞くと 空はどんより曇っていて何にもなかったとのこと
     (やっぱりそうだったか、おてんとうさまのご機嫌はよくなかったのだ)

8:45 ホテルのロビー

      ロビーでは伝統楽器であるロニアット、アエック(木琴)を
  涼やかな顔立ちの女性が奏でている

  優雅な音色でリズムもゆっくりで穏やかな気持ちになる 








 ホテルの庭に出てみると 大きなプールの水面は静か、
 昨夜誰かが 泳ぐとか云ってたなあと思い出す
                  
                      


パンテアイ・スレイ
          (女の砦)



創建  967年
信仰  ヒンドゥー教
              (シウ”ァ派)



雨がポツポツ降り始め雨季であったことを思い出した、雨具は一応用意してきたが ツアー会社が大傘を用意してたのを借りて 足元の砂岩の赤い土の泥はねを気使いながら歩く













赤色砂岩で彩られ クメール美術の最高傑作と言われるほどレリーフの精緻さは 石に彫ったと
思えない 深く繊細な彫刻を物語が解らないながらも一つ一つに見入る。


東洋のモナリザ

1923年フランスの作家アンドレマルローが 「デウ”ァター像」を盗み出して
逮捕されたことで有名になった
その後小説「王道」を記した


どの祠堂にも「デウ”ァータ像」が立っているが盗まれたのが一番美女なんでしょうなあ、






         昼食はレストランでクメール料理(カンボジア料理)





 







カンボジア料理は一つの料理にたくさんの食材を使用するので色合いもきれいで健康食でもある
始めて食べるのになんだか懐かしさを感じる (日本人のフアンが多いそうな)

ホテルに戻って小休憩(約1時間)部屋に帰って直ぐに泥はねのスラックスを洗濯し 昼寝もする



スラ スラン

東西700m 南北300m  王が沐浴する為の池
現在は水が涸れている
1頭の白い牛がいたのが印象深い(始めて白い牛を見た)



バンテアイ クデイ (僧坊の砦)
   
入り口でアンコールチケットをチェックされてから入る

創建 12世紀末  信仰 仏教
シャヤウ”ァルマン七世よって 仏教寺院に改造された





  民族楽器の演奏
                
       ロニアット アエック (木琴)
       コーン トム    (環状ゴング)
       トローチェ     (胡弓)
       ターケ       (鰐琴)
 神様にお祈りするために 天にも届く澄んだ音色を響かせる













大きな掲示板に上智大学の調査団石澤良昭学長の様子が堂々と並んでいて誇らしく思った

1991年国際調査団によりパンテアイ クデイ寺院内から 仏像6体 が発掘された
2001年には27体の仏像が発掘された



パンテアイ クデイ










寺院全体の構成はバイヨン様式に共通しており 四重の周壁で囲まれた中に伽藍が展開している



若い僧侶が歩いておられたので カメラを向けると立ち止まって
くださった
カンボジアの国教は上座部仏教(旧名小乗仏教)である

上座部仏教は日本の主流となっている大乗仏教とは異なる
大乗仏教は「信ずるもの すべてが救われる」

小乗仏教は「生きることは苦しみであり 出家をして功徳を積む
ものだけが救われる」

寺ではレベルの高い教育を受けるために出家する男児も少なく
ない


タ プローム (梵天の古老) 東西1000m 南北700m
        創建1186年  信仰 仏教→ヒンドゥー教

  シャヤーウ”ァルマン7世が母を弔うために建てた

    仙人が住んでいそうな神秘的な雰囲気である      
   スポアン((ガジュマル)に押しつぶされながらも     
   辛うじて寺院の体裁を保っている























      エコーが響くお堂  

                           
     ガイドさんが一人づつ自分の胸をたたいてください
  
     「ボアーン」とお堂のなかに大きくこだましてびっくりする
     何かわるい事をしてないか と思わず反省する





        スパエク(影絵)を鑑賞しながらの ディナーショーを楽しむ













         


     牛の皮で作られた大型の人形や動物がいきいきと演じられる物語は「ラーマーヤナ」と
   呼ばれるインドから伝来した神話である
  牛の皮で作られた大型人形が伝統楽器の演奏と語り部によってスクリーンに映しだされる 
 

ストーリーがわからなくてもイキイキとした動きを見ているだけで 楽しい」

裏へまわってみると影絵を動かしている大人の中に
子供もがんばってやってる

ドラマがクライマックスかと思う場面になると 「ドゥンドゥン」と
太鼓の大音響が響く 叩いているのは 幼い子でリズムは確か

このグループは家族一団のようで 意気があってるなあと感心
する  きっと練習は厳しいんじゃろな




                            
    どの料理も香辛料(赤コショウかな?)がきいていて 不思議な美味しさである

    影絵と料理に満足して再びバスでホテルに戻ってくつろぐが
    バスルームのお湯がぬるくて残念だった (翌日みんながぼやいていた)
    温度を調節したのか どうかわからない ぬるいお風呂だったのでよく眠れなかった

    日本時間の午前1時のNHKテレビをみながら寝る(現地11時)
                                ・・・三日目終り・・・

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

世界遺産て、いずれも、万人が溜め息をついてみたり、素直な心になり、なぜか涙を流したりして感動します。島国の中で生まれ、彷徨える私は、上座部仏教の教えに深く感銘。ごまんです。

ITO さんのコメント...

いつも嬉しいコメントをありがとう 励みになります

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