2013年10月17日木曜日

忘れ水 

                                                 (忘れ水とは野山で 誰にも気づかれないささやかな水の流れ)
      ちょっと一息                            

テレビのスイッチをいれると、音楽番組でオーケストラがワーグナーの「ローエングリン」の前奏曲

を演奏している、「白馬の騎士」の物語がこれから始まろうとするロマンチックで壮大な音の響き

が部屋いっぱいに流れる。気分がいい、高らかに鳴り響けよ おおらかに奏でよ

      ふと、突然に、 冷蔵庫の野菜室に 「まいたけ」が眠っているのをおもいだす

      夕食の献立は  「まいたけ」を料理しょう

     材料   「まいたけ」 「こまつな」 「すだち」 インスタント吸い物(市川園 松茸のお吸い物)

      一人用土鍋に「出しこんぶ」 「まいたけ」全部 「こまつな」 「わかめ」も入れちゃえ

      水とお酒とみりんを適当に注いで中火で煮る

2~3分で出来上がり 「松茸のお吸い物」一袋をパラリとかける       

           
「さあー 食べようー} すだち1個をぎゅっとしぼり ちりれんげで

小鉢にとり 一口 「ううーん まったけの土瓶蒸しに化けたよ!」 

「まいたけ」のしゃきしゃきと存在感のある歯ごたえ、 思わぬ美味しさに乾杯! 嬉しいねえ

すだちの香りと酸っぱさが絶妙 惜しむらくは 「はも」か「かしわ」のひと切れ欲しかったよ



         竿 の 先




                 ♪♪ 夕焼け小焼けの、あかとんぼ
                    負われて見たのは、いつの日か

                    山の畑の、桑の実を
                    小籠に積んだは、まぼろしか

                    十五で姐やは、嫁に行き
                    お里のたよりも、絶えはてた

                    夕焼け小焼けの、赤とんぼ
                    とまっているよ、竿の先 ♪♪

「負われてみたのは、いつの日か」を 「追われて見たのは・・・・」 と思っている人がいたとか?

他人様の事と笑ってられないのが 「来ぬか雨」を「小糠雨」と言う雨の表現だと思ってたよ

           「フランク永井」の「有楽町であいましょう」    昭和33年

         あなたを待てば、雨が降る   濡れて来ぬかと、気にかかる

         ああビルのほとりのテイルーム   雨もいとしや唄ってる

         甘いブルース  あなたとわたし、の合言葉 「有楽町であいましましょう」

         こころにしみる 雨の唄  駅のホームも濡れたろう~~~~~~~

 小糠雨が樹木にしっとり降りそそいでいる・・・・・・・    お笑いくだされ伝兵衛さん



今年は天候の気まぐれさに振り回されたたが 生き物たちはどのように生きてきたのか


20日ほど前に 赤とんぼが 5・6匹、庭にやってきて、しばらく     

群れながら 軽やかに舞っていた、嬉しかった、

秋が到来じゃと 汗をぬぐいながら 風鈴を箱に片付けた

その日以後 赤とんぼは見かけなかった、忘れていた

本日 1匹やってきたんよ、 菊の葉の先に秋の使者が黙然と

とまっているよ 早速にカメラをかまえるが 透明な羽は写りようがない、あせっても駄目

赤トンボは貴公子のように 菊の葉先に落ち着いている、

    
        ♪ ♪ 追われーて見ていーるー葉っぱの先 ♪ ♪







                 

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