(忘れ水とは野山で 誰にも気づかれないささやかな水の流れ)
ちょっと一息
テレビのスイッチをいれると、音楽番組でオーケストラがワーグナーの「ローエングリン」の前奏曲
を演奏している、「白馬の騎士」の物語がこれから始まろうとするロマンチックで壮大な音の響き
が部屋いっぱいに流れる。気分がいい、高らかに鳴り響けよ おおらかに奏でよ
ふと、突然に、 冷蔵庫の野菜室に 「まいたけ」が眠っているのをおもいだす
夕食の献立は 「まいたけ」を料理しょう
材料 「まいたけ」 「こまつな」 「すだち」 インスタント吸い物(市川園 松茸のお吸い物)
一人用土鍋に「出しこんぶ」 「まいたけ」全部 「こまつな」 「わかめ」も入れちゃえ
水とお酒とみりんを適当に注いで中火で煮る
2~3分で出来上がり 「松茸のお吸い物」一袋をパラリとかける
「さあー 食べようー} すだち1個をぎゅっとしぼり ちりれんげで
小鉢にとり 一口 「ううーん まったけの土瓶蒸しに化けたよ!」
「まいたけ」のしゃきしゃきと存在感のある歯ごたえ、 思わぬ美味しさに乾杯! 嬉しいねえ
すだちの香りと酸っぱさが絶妙 惜しむらくは 「はも」か「かしわ」のひと切れ欲しかったよ
竿 の 先
♪♪ 夕焼け小焼けの、あかとんぼ
負われて見たのは、いつの日か
山の畑の、桑の実を
小籠に積んだは、まぼろしか
十五で姐やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた
夕焼け小焼けの、赤とんぼ
とまっているよ、竿の先 ♪♪
「負われてみたのは、いつの日か」を 「追われて見たのは・・・・」 と思っている人がいたとか?
他人様の事と笑ってられないのが 「来ぬか雨」を「小糠雨」と言う雨の表現だと思ってたよ
「フランク永井」の「有楽町であいましょう」 昭和33年
あなたを待てば、雨が降る 濡れて来ぬかと、気にかかる
ああビルのほとりのテイルーム 雨もいとしや唄ってる
甘いブルース あなたとわたし、の合言葉 「有楽町であいましましょう」
こころにしみる 雨の唄 駅のホームも濡れたろう~~~~~~~
小糠雨が樹木にしっとり降りそそいでいる・・・・・・・ お笑いくだされ伝兵衛さん
今年は天候の気まぐれさに振り回されたたが 生き物たちはどのように生きてきたのか
20日ほど前に 赤とんぼが 5・6匹、庭にやってきて、しばらく
群れながら 軽やかに舞っていた、嬉しかった、
秋が到来じゃと 汗をぬぐいながら 風鈴を箱に片付けた
その日以後 赤とんぼは見かけなかった、忘れていた
本日 1匹やってきたんよ、 菊の葉の先に秋の使者が黙然と
とまっているよ 早速にカメラをかまえるが 透明な羽は写りようがない、あせっても駄目
赤トンボは貴公子のように 菊の葉先に落ち着いている、
♪ ♪ 追われーて見ていーるー葉っぱの先 ♪ ♪
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