2014年6月30日月曜日

美術鑑賞ツアー

大塚国際美術館 
                                 2014-6-27         約80名

枚方市文化国際財団は年2回美術鑑賞ツアーを催行しているが 人気があるのか抽選制で   

バス2台をチャーターして各地の美術館めぐりを気軽に楽しませてくれる

明石海峡大橋を渡り 淡路島を縦断して 大鳴門橋で海面の渦巻きを車窓から眺めて直ぐに  

鳴門公園に入って大塚国際美術館に到着










学芸員同行で解説付きでそれぞれの会場のポイントになる
                  
                          絵画を見て回る 全てが陶板である 
     



最初にピカソの「ゲルニカ」の前に立つ

       縦3.5m 横7.8m

1937年スペインの内戦中に空爆を受けた

街ゲルニカを主題に描いた

館内 B3 B2 B1 1F 2Fをざっと        
1時間20分 解説付きで巡り 一旦        
午前中の行事が終る





昼食はバスでホテルルネッサンスリゾートナルトまで移動してバイキング、 海の幸    

さぬきうどん すし等々、すだちジュースが好評であったが ソフトクリームには行列ができ   

次々とレバーを押すので製造機械が泣きだしてミルクしか出てこなくなった お気の毒さま。

食後 別室の阿波踊りの観賞の会場へ移動する




















舞台の脇で鉦 太鼓 笛がドンドン ピーヒャララと大音響で鳴り響くなか 男性(白足袋)

女性(下駄)が調子軽く手足や腰がリズム良く踊る 時々調子が急テンポになったりしても

笑顔で「ハーッ よいやさッ よいやさッ!」と威勢が良い

踊りを充分に堪能した後 観客全員が会場で輪になって 手と足の動作をちょっと練習して

さあ、お囃子にのって踊り出す、「踊る阿呆に 見る阿呆 同じ阿呆なら踊らなそんそん」

昼食のバイキングでお腹いっぱいののところ 全員が手や足をふり踊る「踊らなそんそん」

手をかざし 足を小幅にちょいと出し、テンポよく お囃子の大音響に乗って楽しく踊る

お囃子が止まって みんなやれやれと笑い顔の花が咲く

再び大型観光バスに乗って 大塚国際美術館に戻って2時間40分の自由鑑賞で館内を

ゆっくり見てまわる 陶板とは思えない コピーとも思えない違和感のない絵画にうなる














 「モナ・リザ」 ダ・ウ”インチ                   



                                  「システイーナ礼拝堂」 ミケランジェロ
                          













「最後の晩餐」修復前(原寸大)

一室の両壁面に掲げられて圧巻である
                                                                       
                                                          大修復され、元の絵画になったのと見比べる(原寸大)

                                          

                                                   陶板画の製作に使はれた 道具も展示

         陶板は1300度で特殊技術で焼成される

  原画→色の分解→転写紙に印刷→陶板に転写→焼成    

                           →レタッチ→焼成→検品→陶板名画

    原寸大で、1,000余点の名画を鑑賞できることに驚嘆!!



2014年6月19日木曜日

枚方山歩きの会

交野山(こうのさん)341m
                                     2014-6-14      51名




   行程  京阪電鉄 河内森駅ー獅子窟寺ーくろんど園地広場ーすいれん池ー交野山ー

        -白旗池ー穂谷バス停     9Km    3時間半



京阪電車「河内森駅」の改札口からぞろぞろと元気な中高年

が集まる、久し振りの参加者同士があっち こっちで「やあ!」

本日は市の広報紙に掲載されていたので初参加者12名が

やや緊張の面持ちで前列に並ぶ





  獅子窟寺へ向かう坂道はゆるやかであるが、何処までも

  続き九十九(つづら)折れの山路を運動不足のだら足に

  気合をいれて進む


出発から40分ほどで獅子窟寺に到着

開基は役小角(えのおづぬ) 本尊 薬師如来(拝観は予約制)

聖武天皇の勅願により行基菩薩が堂塔を建てた

平安時代には弘法大師がここで修行している     



                                                                                         
水分補給の休憩をし冷えた果物も一口いれ一息つくと

「ピィ―」と出発の笛が空高く響く 本日は大勢なので役立つよ

リュックサックの後ろに「会旗」が遠慮気味にゆらいでいたので

広げてシャッター寸前に やんちゃそうな顔がヌゥーと現れた


ササユリが草の茂みのなかでひょっこり

咲いている

たまに見つかるので「ひゃーひゃー」

「きゃーきゃー」と賑やか

カメラをかまえて面白く撮ろうとWストックを

置いてみたが計画倒れのスカタンな結果に

          撮影会じゃないですよ 急いで先へ進まねば列が空きすぎる やれやれ

                                      すいれん池













すいれんはどんな時でもやっぱり鮮やかで

心がときめく 誰もにこやかに眺める

低山とは言え起伏の多い山道を歩く 時々ささゆりが爽やかに立ち揺れている. 「こだちの道」

とか「みはらしの道」の表示札を横目に見過ごしてどんどん歩く、岩場がありWストックを預けて  

頑丈な梯子を両手を使い数段登る、再び岩場の梯子を力を入れて登る ストックをありがとう

難所を過ぎれば優しい山道でるんるんと進む

キヤンプ場の広場に出て昼食 しばしのくつろぎで体も元気をとりもどす(昼食タイム40分)

交野山山頂寸前の急登は毎度ながら「もう少し もう少し」と気合をいれて登る

山頂の大岩の平らな岩面に立つとぱあーっと360度のパノラマで京都 大阪の平野が広がる











左前方に目をこらすと「アベノハルカス」がぼうーっと 
見えた? 視界が良ければ淡路島まで見えるそうな         第二京阪国道の白い筋が光る            
 
                                        向うには北摂の山並みが連なる





交野山を降りて30分程で白旗池にでる

湖面は静かで結構広く約27ha、バードウオッチング

動植物の観賞をできるように施設の建物もある

                        
                                                  白旗池
                                            
                                                     

                                          
                                               
                                                     
沢の流れのささやきを聞きながら 山肌の斜面のところどころ  

に ささゆりの楚々とした姿を楽しみながら歩く





       ラクウショウの呼吸根
                     
                   

     奇怪なラクウショウ(落羽松)の気根が群生している、             
                                                   
 説明板を読むと北アメリカの南東部沼地に自生ししているそうな          


  
ロープで囲われてササユリは保護されている 「咲くまで八年かかります」と前の立札に

書かれてる、管理しているひとのご苦労がしのばれる

終着地点の京阪バス穂谷バス停に15時到着  歩数26654歩 よう お歩きやしたえ 感謝!


2014年6月16日月曜日

幽玄の世界

香里能楽堂 
       合同謡会                          2014-6-8     O .I 氏
  

   
   たまたま知人からO,I氏出演の謡会のお誘いを頂き能楽堂へ出かける

   題目   女郎花 (おみなえし) (観世流 仕舞)

 
   物語    平安時代初期に男山(八幡市)の麓に住む小野頼風と深い仲となった都の女が、      

        男の足が遠のいたのを恨み悲しみ男山を流れる放生川に身を投げる 女の脱ぎ   

        捨てた衣が朽ちて女郎花(おみなえし)が咲きだした。この花恨みたる気色に     

        頼風も後を追って入水した (遺跡として女塚 男塚が現存している)

            
 











女塚は八幡の松花堂園内の中にある           男塚は町の人家の間にこじんまりと佇む 

O.I氏は山歩きの会メンバーでご活躍でもあるが 謡曲では 25年のご精進をなされておられる

深閑とした舞台で声朗々と「女郎花」を謡いながら仕舞を演じられ凛とした雰囲気に魅せられた

謡曲には平安時代のものが多いが 雅やかで幽玄の趣きに しばし現世界を忘れる









最初に他のグループで「鶴亀」が謡われた







地謡
「頼風その時に。かの哀れさを思い取り。

無残やな我故に。由なき水の泡と消えて

徒らなる身となるも。偏に我が科(とが)

ぞかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

シテ
「続いてこの川に身をなげて」

飛び上がりドンと床板に舞い落る
館内は床に響く大音が一瞬、そして静か

後座の地謡も揃った声音で朗々として 平安時代の優雅な趣きにじっくりと浸る