2014年7月10日木曜日

枚方山歩きの会

逢坂山(325m)~毘沙門堂
                                       2014-7-6       31名      
 
 コース  京阪電車 京津線 大谷駅 9:20 ー蝉丸神社ー逢坂山―藤尾神社ー雨社ー

        毘沙門堂分岐ー毘沙門堂ーJR山科

無人の「大谷駅」から直ぐに蝉丸神社境内に入り コースの説明を聞いて身支度を整える(9:30)



蝉丸神社  大津市大谷町          

        創祀946年                        

        ご祭神   蝉丸大神(音曲芸道の祖神)

               猿田彦命

 蝉丸は盲目の琵琶法師で音曲に優れていた

 百人一首に「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」 坊主めくりでお馴染み
            
境内の大銀杏がぎんなんをいっぱいつけている頃に来て たくさん拾った思い出がある

蝉丸神社をぬけて階段の急登をWストックを使って頑張る、下ったり上ったり汗もびっしょり

それでも山間で小鳥のさえずりの小綺麗さに気持ちがなごむ 「あれはルリの声ですな!!」

      ふーん   「早朝NHKラジオで聞いてますねん」  へえーー                         

 ピリーリー ポイピーリー ピールリ ピールリ ジィ ジィ  鮮やかな名調子 ごきげんよう!!


やっと平らな地になり 休憩 水分補給 糖分補給

汗対策 (10:50)







325m三角点に挨拶











逢坂山頂上は三等三角点で樹木のなかで視界はない                                                                                      

大津市街 
近江富士は小さくても誰もが指さす
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

         
                                                                             (一寸展望が開けたのでカメラの出番)    

さあ次へ急ごう 昼食場所はまだまだ先です。下ったり上がったりの山道は 昨年の18号台風で

やられて倒木が多く荒れている (当時 観光名所の嵐山の水害がひどかった)

ひゃあー  ソヨゴの大木が根っこからひっくりかえって道をふさいでいる 幹は80㎝はありそう

ソヨゴは葉擦れの音が涼やかなので 庭木によく植えられているが こんなに大きくなって こんな

ところで倒れるとは むき出しの根っこが痛ましい 可哀そうに (ナムアミダブツ)                             
えぐられた山道を滑らないように足元に注意して進む







藤尾神社  主祭神 国常立神



ゆっくり休憩 小腹が空いてるのを 

焼き芋で補給する 

そこへ ひよっこり男性会員のYさんが何処からかやって来られた 

 「何処から来やはったん?」

このルートを良くご存じなのか涼しい顔で仲間に溶け込んで行かれた  びっくりした、驚いた

藤尾神社の横のゆるやかな坂道を歩く 上がったり 下ったり あと 70分ほど頑張ろう 

低山とはいえ 荒い山肌を攻めて行く ストックでサポートしていただき(両端をお互いが持ち

引っ張り上げてもらう) ああ 山の神様ありがとうございます 助かります 楽ちん 楽ちん

雨社に到着  やっと昼食タイム 13:00~40分 ゆっくり昼食  良く冷えたプチトマトを配る人

きゅうりのお漬物 晩柑の砂糖煮 チョコレート等々を美味しくいただく 

雨社大神は小さい祠がひっそりと佇む   (創祀は不明で如意寺の鎮守で龍王宮と謂う) 
                  
休憩の後は少し上ってから下り坂でひたすら降る  今回、稜線を歩く時のほっとした感覚が

あったのか無かったのか 思い出せないが 小サバイバルを楽しむことが出来たのは       

各リーダー様の声かけのお蔭で、やっぱり山歩きは楽しい
 

毘沙門堂門前 ネットから転写
如意ヶ岳と大文字山の中間の山間を歩いているらしい                      
   一声 サンコウチョウの鳴声がうれしい
          
      (ツキヒホシ ヒイヒイヒイ)                                                                                               

下っている内に間もなく毘沙門堂門前に到着 15:00

   
 由緒あるお寺なので参拝したかったが 友人がこの

 門前町内に住んでいるので旧交を温める約束を

 していたので お先に失礼させていただく

       皆様に感謝  歩けたことに感謝 (27000歩)

                          
                         
 

2014年7月9日水曜日

葦の会  ハイキング




長岡京散策とサントリービール工場見学

                                     2014ー7-2      25名

行程 JR高槻駅ーJR長岡京駅~勝竜寺城公園~長岡天満宮公園~サントリービール工場~

    ~シャトルバスで阪急西山天王山駅~阪急高槻駅

 集合時間 9:30  JR京都線 高槻駅で乗車ー長岡京駅で下車(乗車時間11分)

改札口を出て南へ少し歩いて勝竜寺城公園に到着



勝竜寺城は1571年織田信長が細川藤孝に普請を命ず

1578年藤孝の嫡男忠興と明智光秀の娘玉の婚礼が行われる

二人は勝竜寺城で新婚時代をすごした

展示室に 露払(雨具)が展示されている 忠興の為に

ガラシャ夫人が自ら織って仕立てたといわれる                      

      大柄な人だったのか寸法的に横幅が大きい茶褐色で奥ゆかしい(撮影禁止で残念)



                   細川忠興 玉(ガラシャ夫人)の像













  お濠のハスが美しい                    お濠の小屋で白鳥とかめがのんびり昼寝                                                                              
                                (行きも帰りも同じ位置で同じ姿 よう寝てる)


勝竜寺城を出て広い天神通りを北へ歩き長岡天幡宮に至る












                       八城が池と 水上橋


ご祭神  菅原道真   道真公が九州に左遷される折「我が魂長くこの地にとどまるべし」と

               名残を惜しまれた.。長岡天神と言えば 樹齢百数十年の霧島つつじが

               中堤の両側に見事に咲いている時期は 周囲の露店で筍の販売が                  
               賑わい、錦水亭の筍料理が有名で大勢の人でごたごたしているが、          
               改めて2万余坪の社地の広さを感慨深く眺める


サントリー京都ビール工場見学    所在地  京都府長岡京市調子

ホップの植え込み
  









                                                                                                                       


サントリービールができるまでを工場内見学して廻る 

案内嬢の歯切れのよい美しい声で明瞭な解説を聞く

① 二条大麦に水と空気を与え発芽させ 適度に芽がでたら

  乾燥させ発芽を止めてその根を除く「麦芽」ができる

② 麦芽にホップを加え煮沸しホップの香りと苦味をもった   

   「麦汁」をつくる

③ 麦汁に酵母を加え低温で発酵させる 約7日ほどで

   アルコール約5%の「若ビール」になる

 ④ 貯酒 低温に調整したタンクの中で熟成させる                               
   ビールに炭酸ガスが溶け込むとともにオリが沈み

   徐々に味や香りがまろやかになる
   

                          (オリとは魚の煮こごりのようなもの1㍉程度の大きさ)                                    
                       ⑤ ろ過 沈んだオリや酵母を取り除く(黄金色の生ビール)

                       ⑥ 缶や樽に詰め最終検査に合格した物だけを出荷する

ビール試飲会場

本日のハイキングの最終イベントである試飲の席について缶ビールのコップへの注ぎ方の講習を

聞く コップを斜めに缶ビールを高くもちあげ注ぐ ガラスコップの中はもこもこと泡がもりあがる




おつまみ 一袋  オールフリー

ウーロン茶 なっちゃんジュース
   (白ブドウ りんご オレンジ) 

ザ、プレミアムモルツ 









       
                                                                                                                 
 
 コクのあるビールに乾杯! さりながら女性陣はジュースやウーロン茶がお好みで盛り上がらん

 別室でお土産売り場があり 賑やかに」お買い物する 

 「ザ、プレミアムモルツ」500㎎缶3本セットを買う 息子が来宅したら乾杯しょう !!


2014年6月30日月曜日

美術鑑賞ツアー

大塚国際美術館 
                                 2014-6-27         約80名

枚方市文化国際財団は年2回美術鑑賞ツアーを催行しているが 人気があるのか抽選制で   

バス2台をチャーターして各地の美術館めぐりを気軽に楽しませてくれる

明石海峡大橋を渡り 淡路島を縦断して 大鳴門橋で海面の渦巻きを車窓から眺めて直ぐに  

鳴門公園に入って大塚国際美術館に到着










学芸員同行で解説付きでそれぞれの会場のポイントになる
                  
                          絵画を見て回る 全てが陶板である 
     



最初にピカソの「ゲルニカ」の前に立つ

       縦3.5m 横7.8m

1937年スペインの内戦中に空爆を受けた

街ゲルニカを主題に描いた

館内 B3 B2 B1 1F 2Fをざっと        
1時間20分 解説付きで巡り 一旦        
午前中の行事が終る





昼食はバスでホテルルネッサンスリゾートナルトまで移動してバイキング、 海の幸    

さぬきうどん すし等々、すだちジュースが好評であったが ソフトクリームには行列ができ   

次々とレバーを押すので製造機械が泣きだしてミルクしか出てこなくなった お気の毒さま。

食後 別室の阿波踊りの観賞の会場へ移動する




















舞台の脇で鉦 太鼓 笛がドンドン ピーヒャララと大音響で鳴り響くなか 男性(白足袋)

女性(下駄)が調子軽く手足や腰がリズム良く踊る 時々調子が急テンポになったりしても

笑顔で「ハーッ よいやさッ よいやさッ!」と威勢が良い

踊りを充分に堪能した後 観客全員が会場で輪になって 手と足の動作をちょっと練習して

さあ、お囃子にのって踊り出す、「踊る阿呆に 見る阿呆 同じ阿呆なら踊らなそんそん」

昼食のバイキングでお腹いっぱいののところ 全員が手や足をふり踊る「踊らなそんそん」

手をかざし 足を小幅にちょいと出し、テンポよく お囃子の大音響に乗って楽しく踊る

お囃子が止まって みんなやれやれと笑い顔の花が咲く

再び大型観光バスに乗って 大塚国際美術館に戻って2時間40分の自由鑑賞で館内を

ゆっくり見てまわる 陶板とは思えない コピーとも思えない違和感のない絵画にうなる














 「モナ・リザ」 ダ・ウ”インチ                   



                                  「システイーナ礼拝堂」 ミケランジェロ
                          













「最後の晩餐」修復前(原寸大)

一室の両壁面に掲げられて圧巻である
                                                                       
                                                          大修復され、元の絵画になったのと見比べる(原寸大)

                                          

                                                   陶板画の製作に使はれた 道具も展示

         陶板は1300度で特殊技術で焼成される

  原画→色の分解→転写紙に印刷→陶板に転写→焼成    

                           →レタッチ→焼成→検品→陶板名画

    原寸大で、1,000余点の名画を鑑賞できることに驚嘆!!



2014年6月19日木曜日

枚方山歩きの会

交野山(こうのさん)341m
                                     2014-6-14      51名




   行程  京阪電鉄 河内森駅ー獅子窟寺ーくろんど園地広場ーすいれん池ー交野山ー

        -白旗池ー穂谷バス停     9Km    3時間半



京阪電車「河内森駅」の改札口からぞろぞろと元気な中高年

が集まる、久し振りの参加者同士があっち こっちで「やあ!」

本日は市の広報紙に掲載されていたので初参加者12名が

やや緊張の面持ちで前列に並ぶ





  獅子窟寺へ向かう坂道はゆるやかであるが、何処までも

  続き九十九(つづら)折れの山路を運動不足のだら足に

  気合をいれて進む


出発から40分ほどで獅子窟寺に到着

開基は役小角(えのおづぬ) 本尊 薬師如来(拝観は予約制)

聖武天皇の勅願により行基菩薩が堂塔を建てた

平安時代には弘法大師がここで修行している     



                                                                                         
水分補給の休憩をし冷えた果物も一口いれ一息つくと

「ピィ―」と出発の笛が空高く響く 本日は大勢なので役立つよ

リュックサックの後ろに「会旗」が遠慮気味にゆらいでいたので

広げてシャッター寸前に やんちゃそうな顔がヌゥーと現れた


ササユリが草の茂みのなかでひょっこり

咲いている

たまに見つかるので「ひゃーひゃー」

「きゃーきゃー」と賑やか

カメラをかまえて面白く撮ろうとWストックを

置いてみたが計画倒れのスカタンな結果に

          撮影会じゃないですよ 急いで先へ進まねば列が空きすぎる やれやれ

                                      すいれん池













すいれんはどんな時でもやっぱり鮮やかで

心がときめく 誰もにこやかに眺める

低山とは言え起伏の多い山道を歩く 時々ささゆりが爽やかに立ち揺れている. 「こだちの道」

とか「みはらしの道」の表示札を横目に見過ごしてどんどん歩く、岩場がありWストックを預けて  

頑丈な梯子を両手を使い数段登る、再び岩場の梯子を力を入れて登る ストックをありがとう

難所を過ぎれば優しい山道でるんるんと進む

キヤンプ場の広場に出て昼食 しばしのくつろぎで体も元気をとりもどす(昼食タイム40分)

交野山山頂寸前の急登は毎度ながら「もう少し もう少し」と気合をいれて登る

山頂の大岩の平らな岩面に立つとぱあーっと360度のパノラマで京都 大阪の平野が広がる











左前方に目をこらすと「アベノハルカス」がぼうーっと 
見えた? 視界が良ければ淡路島まで見えるそうな         第二京阪国道の白い筋が光る            
 
                                        向うには北摂の山並みが連なる





交野山を降りて30分程で白旗池にでる

湖面は静かで結構広く約27ha、バードウオッチング

動植物の観賞をできるように施設の建物もある

                        
                                                  白旗池
                                            
                                                     

                                          
                                               
                                                     
沢の流れのささやきを聞きながら 山肌の斜面のところどころ  

に ささゆりの楚々とした姿を楽しみながら歩く





       ラクウショウの呼吸根
                     
                   

     奇怪なラクウショウ(落羽松)の気根が群生している、             
                                                   
 説明板を読むと北アメリカの南東部沼地に自生ししているそうな          


  
ロープで囲われてササユリは保護されている 「咲くまで八年かかります」と前の立札に

書かれてる、管理しているひとのご苦労がしのばれる

終着地点の京阪バス穂谷バス停に15時到着  歩数26654歩 よう お歩きやしたえ 感謝!


2014年6月16日月曜日

幽玄の世界

香里能楽堂 
       合同謡会                          2014-6-8     O .I 氏
  

   
   たまたま知人からO,I氏出演の謡会のお誘いを頂き能楽堂へ出かける

   題目   女郎花 (おみなえし) (観世流 仕舞)

 
   物語    平安時代初期に男山(八幡市)の麓に住む小野頼風と深い仲となった都の女が、      

        男の足が遠のいたのを恨み悲しみ男山を流れる放生川に身を投げる 女の脱ぎ   

        捨てた衣が朽ちて女郎花(おみなえし)が咲きだした。この花恨みたる気色に     

        頼風も後を追って入水した (遺跡として女塚 男塚が現存している)

            
 











女塚は八幡の松花堂園内の中にある           男塚は町の人家の間にこじんまりと佇む 

O.I氏は山歩きの会メンバーでご活躍でもあるが 謡曲では 25年のご精進をなされておられる

深閑とした舞台で声朗々と「女郎花」を謡いながら仕舞を演じられ凛とした雰囲気に魅せられた

謡曲には平安時代のものが多いが 雅やかで幽玄の趣きに しばし現世界を忘れる









最初に他のグループで「鶴亀」が謡われた







地謡
「頼風その時に。かの哀れさを思い取り。

無残やな我故に。由なき水の泡と消えて

徒らなる身となるも。偏に我が科(とが)

ぞかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

シテ
「続いてこの川に身をなげて」

飛び上がりドンと床板に舞い落る
館内は床に響く大音が一瞬、そして静か

後座の地謡も揃った声音で朗々として 平安時代の優雅な趣きにじっくりと浸る